Ultimate Rondo

アトリエシリーズとゲーム音楽とその他いろいろ

盛りだくさんの内容、これが20年の重み!アトリエ20周年フェスティバル参加レポ(昼公演)

2017年12月2日。「アトリエ20周年フェスティバル」が開催されました!今年7月に開催された20周年スペシャルライブに続く、大きなアトリエイベントとなりました。

出演者は公式サイトに書いてありますが、これまで/これからのアトリエシリーズに携わってきた声優さん、イラストレーターさん、アーティストさん。そして一部コーナーではゼネラルプロデューサーの井上忠信さんも出演されました。初代「マリーのアトリエ」から開発に携わってきた方です。

公演は昼夜の2回あり、内容がとにかく盛りだくさんなイベントでした!記憶力や文章力の問題もあり、到底全部を紹介することはできないのですが…イベント参加レポートを書かせていただきます。

まずは昼公演です。

開場前

会場はディファ有明。何はともあれ、まずは物販へ。

全グッズの中で最初に売り切れていたのが「ぷにぷにポケットクッションマスコット(ぷに)」でした…主人公勢を差し置いて大人気。

物販エリアでは、私がいた時はリディー&スールのアトリエのボーカル曲が流れていました。もしかしてフル音源だったんでしょうか…?また、「アトリエオンライン」のアカデミー制服を着ての撮影コーナーもありました。

私はパンフレット、個人的に大好きなキャラであるエリーのアクリルスタンドバッジ、その他もろもろを買いました。エリーもちっちゃい妖精さんも可愛い…

開場

開場後のBGMは、出演声優さんが主人公を務めた作品の工房曲が流れていました(マリー、アーランド、不思議)。リディー&スールの工房曲も流れていましたね。

あとロビーに、恐らく初期の頃の「ぷにぷに」の設定資料みたいなのが貼ってありました。実際には夜公演終了後に気づいたんですが、あれ写真撮って良かったのかな…

開演前の注意事項は、アーランド3人娘のミニドラマ形式。内容は喫煙ダメとか録音ダメとか良くある注意事項でしたが、賑やかな感じでとても良かったです。あと彼女たちが「スマートフォン」や「レコーダー」などを知らない…というのも、ちゃんと世界観が徹底されているなあと思いました。

開演時間になると、 小杉十郎太さんが語る「マリーのアトリエ」のオープニング映像からスタート!この演出はすごく嬉しいですね。そして出演声優さんが順に登場していきました。相坂さんは「でっきたー↑」を披露!担当キャラになりきったり、それぞれ個性的な挨拶をされていました。

それではここからは、各コーナーのレポートです。

オリジナルドラマ

声優さんがステージ上で演じるオリジナルドラマ。実際には公演の途中途中で少しずつ進んでいきましたが、この記事ではまとめて紹介したいと思います。あらすじは公式サイトで公開されています。

昼公演のドラマタイトルは「時空を超えた贈り物」。

最初はマリーが、何か調合アイテムをアレンジしようとしているところ…「時の石版を作ったら眠くなっちゃった」や「妖精さんに掃除してもらわなきゃ」など、セリフの端々にゲームのネタが出てきます。実際に作る「世界に笑顔を」のレシピも原作通りですね(オニワライタケ、ズスタフ槍の水、中和剤緑)。ゲーム内では、これを使って仏頂面の男性キャラ(クーゲル、クライス)を笑顔にするイベントがあります。

彼女が作った「世界に笑顔を」の飴バージョンは、瓶ごと錬金釜の中から消えてしまいます。それを受け取ったのはロロナ・トトリ・メルル。ちなみに岸田メルさんも絵師ルーメルとして登場…これはドラマCDのネタですね。

ロロナ達は飴を食べると、無性に調合がしたくなり、それぞれアイデアが湧いてきたアイテムを調合。メルルは「ピュアトリュフ」と同じ効果を持つキノコ、トトリはかわいい(?)魚の目玉人形、ロロナは若返りの薬をこっそり混ぜたパイ!ピュアトリュフは、ゲーム内ではミミのイベントで登場したものです。3人は作ったアイテムを瓶に詰め、その瓶はさらにソフィー・フィリス・リディー・スールのもとへ…

ソフィー達は、先にロロナ達が入れたアイテムを確認。「かわいい」の感性がちょっとズレてるトトリの目玉人形を、同じくちょっとズレてるフィリスがかわいいと言うのは、シリーズを超えたつながりという感じがします。ソフィー達も飴を食べて調合を行います…ソフィーは等身大プラフタ人形。フィリスは分銅(文鎮じゃないよ!byフィリス)。そしてリディーとスールは、声を記録できる「声の手紙」というものを提案し、それに4人が声を吹き込んで、マリーのもとへ返すのでした。

マリーのもとへ帰ってきた瓶。別の世界の錬金術士達が入れてくれた数々のアイテムを見て…

「これを材料にして調合しよう!」

使っちゃうのー!?さすが親友のプレゼントまでも調合の材料にしたマリーさんですね…。何はともあれ、自分の作った道具が時空を超えて皆を笑顔にしてきたことを知り、調合は失敗なんかじゃなかった、と思うマリーでした。

………という内容でした!ここで書いたこと以外にも、ゲームをプレイした人には伝わる色々なネタがたくさん詰まっていました。台本を書いた人はアトリエ初期から開発に携わっている人か、よほどアトリエ好きな人に違いない…。内容も演技も素晴らしかったです。

たるラジ

続いて紹介するのは、20年前に池澤さんがやっていた「たるラジ」の復活版!司会は池澤さんと岸田さん。出演はアーランドの門脇さん名塚さん明坂さん、そして左さん、井上さんでした。

伝統の「たーる!」は、プログラムテスト用の文字列にボイスを付けたのが始まりという話。この話は以前吉池さんもTwitterに書かれていましたね。

あと、アトリエ歴代楽曲が1万曲という話…マジですか!?私もサントラ等はそれなりに集めているつもりですが、せいぜい2千曲くらいしか持っていないです…没曲なども含めた数字なのでしょうか。アトリエサウンドは曲数もすさまじいですね。

そしてコーナー途中では、アトリエで数多くの役を演じている小杉十郎太さんのコメント音声が!何か喋りのノリがゲームのおまけボイスみたいで面白かったです。エンデルク、ステルクになりきったボイスもありました。

初期作品では役の兼任も多かったので、池澤さん曰く「若い冒険者の役をギリギリな感じで演じていた」とのことです(ルーウェンのことですね)。あと、門脇さんの「スケさん大好きです!」もいただきました!ステロロを推されている方は歓喜したのではないでしょうか。

左さんは今回黄昏シリーズ関係で唯一の出演だったので、黄昏のオープニング映像ダイジェストを見ながら、映像の表現について話されていました。アーシャのOPの花、すごくキレイですよね…あと途中から「黄昏左さん」とか「黄昏さん」とか呼ばれていました。

後半は調合のコーナー。事前にアンケートで集めた食材をくじ引きで選んで、ミキサーにかけて飲むというすごいコーナーです。選ばれたのは栄養ドリンク、豆腐、おでん(大根)、コロッケ…味はおいしくなかったようです(当たり前だ)。臭いが次のコーナーの時までステージ上に残っていたようです…

あと小ネタですが、お便りを読まれた人のペンネームが「エターナルまなみ」さんでちょっと笑いました。きっとイリスシリーズのファンの人に違いない。

リディー&スールのアトリエ紹介

続いて新作「リディー&スールのアトリエ」の紹介。司会は主人公役の長縄さん赤尾さん、出演はriyaさんゆーげんさんNOCOさん。

このコーナーではなんとアバンオープニングのムービーが公開されました!楽曲は公式サイトでも聴ける「マスターピース!」。映像は今までのものに近い、ゲーム映像&キャラ紹介という感じになっています。

PV風の新しい動画も公開されました。どうやら「発売まではこのイベントでしか観れない」だそうです…?あまり細かいところまでは観れていないのですが、コルネリアが「オルゴール」という単語を喋っていたのは覚えています。

キャラのデザインの話なども。リディーの頭のお団子っぽい飾りは「なんか良い感じにくっついている」らしいです。確かに浮いてるようにも見える…。リディーとスールのコスプレをしてみてはという話も出ましたが、ちょっと露出がアレなので「事務所が…」とのこと。以前の相坂さんのヘソ出しソフィーも事務所NGって言ってましたね…

そしてそしてriyaさんは「キャンバス」を披露!リディーのテーマ曲なので「お姉さんらしさを意識して歌った」とのことです。オープニング映像で聴ける「クローマ」のriyaさんパートがそのまま単独の曲になっているという感じで、ハモリパートっぽいメロディも多くてけっこう歌うのが難しそうな曲でした…。「クローマ」としてのフルコーラスを聴くのも楽しみですね。

アトリエオンライン紹介

ここで花守さんと日岡さんが登場し、アトリエオンラインの紹介。 生放送ではなかなかゲーム内容に関する情報が出てこないアトリエオンラインですが…今回は女性主人公とアニスヒソップのキャラ紹介動画が公開されました。

アニスヒソップ良いですね…眼鏡っ娘…。彼女が目指している「賢者」は回復を得意とする職業だそうです。

事前登録20万人突破で「ロロナ」がもらえるキャンペーンが展開されていますが、それ以外の歴代アトリエキャラについても「続報をお待ちください」とのことです。誰が登場するのか楽しみですね。

ちなみにまだボイスは収録してないそうです。リリースは「今冬予定」だそうですが、果たしていつになるのでしょうか…。

目指せ公認錬金術士!

司会は岸田さんと相坂さん。出演は本渡さん、長縄さん、赤尾さん、ゆーげんさん、NOCOさん。

筆記(4択クイズ)と実技(似顔絵対決)で点数を競い、公認錬金術士(優勝)を目指そう!というコーナーでした。BGMや映像はばっちりフィリスの公認試験のものが使われていました。

クイズがけっこう面白かったです。アトリエにおける「れんきんじゅつし」の正しい漢字を選ばせる問題では、ゆーげんさん曰く「間違えると怒られる」そうです。もちろん正解は「錬金術士」。

「身長が一番高いのは誰?」という問題ではアデルベルトやデルサスが登場したり、「妖精さんでないのは誰?」という問題ではポウやペペロンが登場したり、今回出演者がいないグラムナート・イリス・マナケミアシリーズのネタも入れ込んであって嬉しかったです。そのせいでカルトクイズっぽくなっていましたが…デルサスの身長なんて知らないよ!

実技は2人が組になって似顔絵を描き合い、会場のアンケートで勝者を決める似顔絵対決。NOCOさんは流石という感じでしたが、ゆーげんさんの描いた相坂さんが…目が完全にオスカーでした。ちなみに皆さんが描いた似顔絵は来場者に抽選でプレゼントされました。

筆記と実技の点数を合計して、優勝は赤尾さん!(NOCOさんと同点で、最後はじゃんけんで決めました)赤尾さんには賞品として、でかぷにクッションが渡されました。

地味な注目点としては、コーナー後半のBGMがフィリスの「像を建てよう!」だったのも嬉しかったです。フルスハイムの曲のアレンジで、とても好きな曲です。

南壽あさ子さんライブ

南壽さんのライブパート。昼公演では「このごろ、そのひぐらしで」を演奏されました。

今回のライブではピアノ1本の弾き語り演奏でした!他のコーナーは全体的に賑やかでわちゃわちゃした感じだったので、その中での南壽さんの演奏は「癒やし」感がひときわあったと思います。

お日さまになろうよ!

最後は、出演者全員で「お日さまになろうよ!」を歌って終わりました。この曲はエリーのアトリエのボーカルアルバム「ライゼフュラー」に収録されている曲で、元々はエリーの声優さんである長沢美樹さんが歌われています。

曲はエリーのアトリエの工房曲である「只今お仕事中!がんばろう」のアレンジです。ザールブルグ3作の工房曲は初代の「只今お仕事中!」のアレンジなので、「お日さまになろうよ!」も実質的には初代工房曲のアレンジと言ってもいいでしょう。そんな曲を、初代主人公を演じた池澤さんと20年後に主人公を演じた長縄さん赤尾さんが一緒に歌うというのは…感慨深いものがありますね。

お客さんにも歌詞が配られて「みんなで歌いましょう!」という感じでしたが、どれだけの人が歌って(歌えて)いたのかは不明…。ちなみにオリジナルの歌詞にはエリーの名前が出て来る部分がありますが、そこは今回のバージョンでは変わっていました。今回はエリーさんはいなかったですからね…。

演奏中は、これまでの作品のイラストがバックスクリーンに映っていました。曲を歌い終わった後は全員で挨拶して終演。

最後に

まだ昼公演だけしか書いてないのに、記事が長い! ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます…

ただこれでも、書いていない内容や私が忘れている内容がまだまだあると思います…。オリジナルドラマ然り、各種トークパート然り、ゲームのネタがとにかく大量に詰め込まれていて、プレイしてきた人は色々なことを思い出したり、小ネタにクスッと笑ったりしたのではないでしょうか。とにかくとにかく、盛りだくさんな内容でした。

ということで、次の記事は夜公演のレポートをまとめていく予定です!

まとめました。

リディー&スールのアトリエ ボーカル曲参加アーティスト紹介!

10月12日発売の電撃プレイステーションにて、リディー&スールのアトリエのボーカル曲に参加するアーティストさんと、それぞれの担当曲名が発表されました!また、10月16日更新の公式サイトでも情報が公開されています。

今回参加するのはボーカリスト10名ボーカルアルバム紹介にはボーカル曲が10曲と書いてあるので1人1曲かと思いきや、どうやらそうではないようで…?

この記事では、過去のアトリエ作品に参加された方を中心に、それぞれのアーティストさんを紹介していきます。

アーティスト、楽曲リスト

アーティスト名 曲名
riya (eufonius) 「クローマ」「キャンバス」
Ceui 「クローマ」「ペインティング」
山本美禰子 「マスターピース!」
霜月はるか 「マスターピース!」
丘咲アンナ 「Filling the shade」
梶原ひろみ 「Beyond the fate
多田葵 「やがて生まれくるあなたに」
柳麻美 「Prism」
茶太 「Colors」
熊木杏里 「絵筆と希望の唄」

この中で、Ceuiさん、山本美禰子さん、霜月はるかさん、丘咲アンナさん、柳麻美さん、茶太さんがアトリエ参加経験あり。riyaさん、梶原ひろみさん、多田葵さん、熊木杏里さんが初参加です。

「クローマ」と「マスターピース!」は2人のところに名前が書いてありますね。これはどのような形式の楽曲になるのか…?それぞれのアーティストさんの紹介で少し触れたいと思います。

それでは、各ボーカリストさんの紹介をしていきます。

riyaさん、Ceuiさん

riyaさんは「eufonius」というユニットのボーカル・作詞担当で、今回のようにriyaさん単独での活動も多いです。

Ceuiさんは「フィリスのアトリエ」でアトリエ初参加。グランドエンディングテーマ「Into the Journey」を担当されました。

この2人が担当する楽曲「クローマ」ですが、「彩度」「色の濃さ」という意味を持つchromaだと思われます。今作のテーマである絵画と関係する曲名ですね。これが今作のオープニング曲となります。フローラとクローマって似てますね

公式サイトの紹介によると、「それぞれに担当したふたつの楽曲を重ねてできあがった軽快で優美な仕上がり! もちろんオープニングテーマを構成する各楽曲も収録しています。」だそうです。riyaさん単独で担当する「キャンバス」、Ceuiさん単独で担当する「ペインティング」。キャンバスに絵を描けば、彩りが生まれる!って感じでしょうか。すみません、私が説明するとダサくなりますね。

今回の主人公は双子の姉妹なので、ボーカル曲にもそれを反映させ、2つの曲を重ね合わせるという今までない試みをしたのだと思います。どのような仕上がりになるのか、なかなか予想つかないですが期待したいと思います。

山本美禰子さん、霜月はるかさん

山本美禰子さんは「ロロナのアトリエ」のオープニング曲「Falling, The Star Light」からアトリエシリーズに参加し、アーランドシリーズ3作のオープニング曲を担当。「フィリスのアトリエ」ではアバンタイトルテーマ「わたしの見たい景色まで」を担当されました。

霜月はるかさんは2004年発売の「イリスのアトリエ エターナルマナ」からアトリエシリーズに参加。とにかくたくさんの曲を担当されています。ゲーム本編の曲だけで10曲以上、関連楽曲含めると30曲超えていそうです…アトリエ20年の歴史のうち半分以上は霜月さんとともに歩んできました。

アトリエに関わっている年数も長く、アトリエライブにも複数回出演されているこのお2人なので、担当される「スターピース」がどんな曲になるのか非常に楽しみです。masterpieceは「傑作」「代表作」などの意味で、絵画等の芸術分野で使われる言葉です。最後に「!」が付いているので、アップテンポな曲になりそうな予感です。作中ではアバンオープニングテーマとして流れるようです。

こちらも2人のボーカリストさんが関わっていますが、「クローマ」と同じ重ね合わせ形式なのか、はたまたツインボーカル形式になるのか。個人的にはツインボーカルだと非常に嬉しいなと思っています。アトリエ楽曲でツインボーカル(もしくはデュエット)というのは非常に珍しい…というか、私の知る限りでは初代「フォルクスリート」の「毎日がカーニバル」しかありません。

作曲者は、今までの担当作品やタイトルの雰囲気を考慮すると柳川和樹さんかなーと予想しています。阿知波大輔さんも過去に山本さん霜月さんそれぞれの担当楽曲を書いたことがありますが、阿知波さんが付けるタイトルでは無いような気がするので…。

丘咲アンナさん

丘咲アンナさんは「ソフィーのアトリエ」でアトリエ初参加。夜の酒場でお姉さんに話しかけると歌ってくれる「いつか、どこかで。」を担当されました。「フィリスのアトリエ」では「空に焦がれて-reprise-」のコーラスを担当されています。

今回の楽曲「Filling the shade」は、おそらくこれまでの担当曲と同じく矢野達也さん作曲だと思います。shade(影)というワードが入っているので、少なくとも底抜けに明るい曲ではないでしょう。「いつか、どこかで。」のようなゆったり&壮大な曲か、はたまた戦闘曲か、という予想です。

柳麻美さん

柳麻美さんは「マナケミア2」のエンディング曲「Sail」からアトリエ参加。DSアトリエ作品のうち「アニーのアトリエ」「リーナのアトリエ」それぞれでオープニング・エンディング両方を担当されたり、アレンジアルバム「マナケミア Original Vocal Mini Album Condition Red」「フォルクスリート3」等に参加されています。

今年7月のアトリエライブ出演、そして8月に発売された「よるのないくに2」の楽曲「Lucia」でのコーラス担当など、最近ガスト関連で色々と活動がありましたが…今作で久しぶりのアトリエ楽曲参加となります!やったー!

曲名は「Prism」。これまでの柳さんのアトリエ楽曲は阿知波さんの曲が多いので、今回も阿知波さんの可能性が高いと思います。

これまでの不思議シリーズ2作では、阿知波さん作曲のボーカル曲は2つともボス戦闘曲でした。今回の曲名のイメージだと、たぶん戦闘曲ではない…かな?「Shiny」や「Windy」のような爽やかバンド曲が聴けたらすごく嬉しいですが、「Sail」のようなバラードでも良いですね。

個人的には、つい最近DSアトリエをプレイして柳さんの曲がすごく好きになったので、今回の参加発表を見た時はめちゃくちゃ嬉しかったです。楽しみです。

茶太さん

茶太さんは「メルルのアトリエ」でアトリエに参加。ニューゲーム開始後のオープニングイベントで流れる「Cloudy」を担当されました。

アトリエシリーズ2度目の、そして久しぶりの参加で担当される楽曲は「Colors」。「Cloudy」は阿知波さん作曲ですが、今回はどうなるでしょうか?

非常に優しくて柔らかい歌を歌われる方なので(逆に言うと、戦闘曲とかはあまり似合わない印象)、茶太さんの持ち味が活きるような優しい曲になるんじゃないかと思います。

その他、今回初参加の方々

今回初参加の方々は、公式サイトを調べて試聴曲などを聴いてみました。あまり詳しい内容は紹介できないですが、書ける範囲で紹介します。

梶原ひろみさん芸術大学で声楽を学ばれ、クラシックからポップまで幅広い分野で活動されている方です。担当楽曲「Beyond the fate」は、曲名だけ見ると一番戦闘曲っぽい雰囲気がします。

多田葵さんはアニメのエンディング等を多く歌われている方。担当楽曲「やがて生まれくるあなたに」は少し意味深というか、どういった場面で流れるのか予想しづらい曲名です。

熊木杏里さんはCMやドラマ等のタイアップが非常に多い方ですが、ゲームの楽曲に参加された例を知らないので、今回名前を見てびっくりしました。担当楽曲「絵筆と希望の唄」はエンディングテーマとなります。曲名もすごくそれっぽいですよね。

最後に

アーティスト名、曲名、一部の楽曲の作中での位置付けが公開された現時点で、予想も交えつつ紹介してみました。今後試聴やインタビュー等が続々と公開されていくと思います。

どの楽曲も楽しみですが…私としては山本美禰子さんと霜月はるかさんが担当される「スターピース」、柳麻美さんが担当される「Prism」に特に期待したいと思います!

ボーカル曲、そしてBGM。「リディー&スールのアトリエ」の音楽がどんな仕上がりになっているのか、本当に楽しみです。

リディー&スールのアトリエ 8/10の新情報から気になる点について語る

アトリエシリーズ19作目、リディー&スールのアトリエ。8月10日発売の「週刊ファミ通」および「電撃プレイステーション」にて、主人公2人のビジュアルと担当声優、ストーリーあらすじ、システムの一部が公開されました。

公式「プレ」サイトも公開されました。公式サイトは8月21日公開とのことです。

リディー&スールのアトリエ 〜不思議な絵画の錬金術士〜

今回公開された情報から、個人的に気になる点をいくつかピックアップしてみたいと思います。画像は載せないので、気になる人は是非各種雑誌をお買い求めください!

主人公について

主人公はリディーとスール、双子の姉妹。プレサイトでもビジュアルは公開されていて、杖を持っている方が姉のリディー、銃を持っている方が妹のスールです。どちらも錬金術士。

まずは、スールが銃使いというところに注目したいです。普通の銃なのか、それともやはり錬金術士ということで「錬金銃」のような位置づけなのか。またキャラ自身が登場するかは分かりませんが、ハロル関連のエピソードもありそうな気がします。

今回の主人公2人は、選択式ではなく "画面上で切り替えが可能" とのことです。おそらくフィールド上の操作キャラとしてどっちを表示するかを選べるということでしょう。これまでの選択式の主人公は、どうしても調合の面で「どちらかにしか作れないもの」ができてしまうので、クリア後に色々とアイテムを作り込む上では少し不便な面もありました。今回の形式はありがたいです。

ちなみにこれまでのダブル主人公作品は、「エスカ&ロジー」「シャリー」が選択式。「イリス2」は選択式ではなく、中盤までは別行動(任意に切替可能)で、終盤に合流。「マナケミア2」は選択式ですが、2人の主人公でそれぞれ1周した後は両方の調合が行えるエクストラシナリオに突入します。

ストーリーについて

2人の主人公が暮らすのはアダレット王国の首都メルヴェイユ。アダレットという国名は「ソフィー」「フィリス」でも登場し、ジュリオの出身国です。

"アトリエの仕事はほとんどなく、糊口をしのぐ日々" というのはかなり深刻ですね…。2人は錬金術士の父親とともにアトリエを営んでいます。別のスクリーンショットには "お母さんとの約束" というセリフもありますが、母親についても気になるところです。

「絵画」のシステムについて

主人公たちは現実世界のアトリエを拠点としながら、絵画の中の異世界を冒険し、その中で採取や戦闘を行います。絵画の中の世界には住人もいて、現地のトラブルを解決したり、色々と関わっていくようです。

絵画は複数あり、アトリエランクというものが上がるにつれて新しいものが開放されていきます。

このシステムは、シリーズ8作目の「イリスGF」に非常によく似ています。イリスGFでも、異世界では常時合戦が行われていたり、幽霊(パメラさん)がのんびり暮らしていたり、異世界からギルドに依頼が飛んでくることもありました。今作ではどんな冒険になるのか、楽しみですね。

調合システムについて

今回も材料をパズルのように配置していく形式の調合となっています。材料を配置して、色に対応するゲージを溜めていくことでアイテムの効果が変わります。

前作の触媒に代わり、今作では活性化アイテムというものが導入されます。上手く使うことで盤面のパネルの色を一気に変え、ゲージを大きく増やすことが可能です。オセロのように「同じ色で挟む」ことが有効みたいですが、現在のスクリーンショットだけでは詳しいルールは分からないですね…

細かい変更として、材料を配置していく画面に特性の引き継ぎ数、使用回数、品質、作成個数が常に表示されるようになっています。これは非常にありがたい改善です。前作「フィリス」は作るアイテムの種類や熟練度に応じて特性引き継ぎ数が変わるので、3つ引き継げない状態で調合を確定してしまうことがしばしばありました…。

戦闘システムについて

今回の戦闘は同時に6人まで参加できます。前衛後衛のペアが組まれ、前衛が行動をすると自動で後衛がサポート行動をするようです。ペアに1つゲージが表示されているので、これがサポートゲージでしょうか?

行動順を示すタイムラインがありますが、今回はカードでも丸印でもなく、「アーシャ」の戦闘のように1本の線となっています。この形式、味方と敵が近い位置にいると、どちらが先に動くかけっこう分かりづらいんですよね…上手く見分けられるような表示になっていると良いのですが。

また今回はバトルミックスという名称で、戦闘中の調合が可能です。手持ちの材料から即席で調合をするもので、必殺技というよりはスキルのような位置づけとのこと。ボス戦などでアイテムが尽きたときに役立つかも…という書き方ですが、不要な採取アイテムを消費して持ち込みアイテムを温存、みたいな使われ方になりそうな気がします。まだどの程度強いか分からないので、もしかしたら主力になるかもしれませんが!

なお戦闘中の調合ですが、「イリス1」「イリス2」ではメインの調合システムの1つであるマナ調合を戦闘中にも行うことができます。「マナケミア」ではフィロがその場調合というスキルを持ち、特定の素材アイテムを消費してレッヘルンえぬえーなどのパチモン(?)アイテムを作ることが出来ます。「トトリ」ではロロナがパイ作りというスキルを持ち、どんな素材アイテムもパイにしてしまいます。素材に選んだアイテムの所属カテゴリによって効果が変わります。

おわりに

まだまだ情報は少ないながらも、色々と気になる点の多かった今回の発表。発売に関しては "今冬発売予定" とのことで、これから段階的に情報が公開されていくでしょう。なお予約は8月14日に開始するようです、毎度のことながら早いですね…。

この記事では、少し意識して過去作品との共通点を挙げてみました。やはり長く続いているシリーズなので、過去のアトリエと似た要素が再登場することはけっこうあります。シリーズのファンとしては単純に嬉しいですし、過去作品の要素が新しい作品でどのように再構成されるのか気になるところです。

「今作で完結です」というほどの明言はされていないものの、インタビューを読む限りではおそらく今作で不思議シリーズは完結となるでしょう。どのような作品に仕上がるのか、とてもとても楽しみです。

20周年という節目に、最高の演奏を。アトリエ20周年スペシャルライブ参加レポ

2017年7月9日。アトリエシリーズ20周年を記念するスペシャルライブが開催されました!

前回のライブは「ガストプレミアムライブ vol.2」で、2014年6月7日。「シャリーのアトリエ」の発売の少し前になります。初披露となるシャリーの楽曲、そしてこれもまた初披露となるシャリーのOPムービー、そして「サージュ・コンチェルト」「アトリエ」両シリーズの曲がたっぷり演奏された良いライブでした。

それから3年。今回はアトリエシリーズ20周年を記念し、これまでのアトリエシリーズに携わった8組のアーティストが参加。BGMも含めるとザールブルグ・グラムナート・イリス・マナケミア・アーランド・黄昏・不思議・DSアトリエの楽曲が演奏され、まさに20年の重みを感じさせるライブとなりました。

2時間半とライブとしては標準的な尺ながら、演奏された楽曲は実にボーカル21曲、BGMメドレーが合計16曲。ところどころでゲームのPVは流れたものの、最後以外はMCもなく、とにかく楽曲、楽曲、楽曲で圧倒していくという構成でした。バンドメンバーの皆様、本当にお疲れ様でした…。

以下、参加レポです。

開演前

物販開始の13時少し前に現地到着。プレミアムチケット特典受け取りと物販を購入。オリジナルトートバッグ、主人公が全員いる…と思ったらヴィーゼがいない!なかなか全員揃わないことに定評のあるアトリエ主人公。

アトリエ関連CDがかなり良い品揃えで本気度を感じました…各種サントラはもちろん、ヴォーカルヒストリア、フォルクスリート等のアレンジCD、過去のライブDVD、そしてボイスドラマなどなど。私はヴォーカルヒストリア(実は持ってなかった…)とDSアトリエのサントラ3枚を購入。

現地はとにかく暑かったです。開場までは豊洲ららぽーとで腹ごしらえしたり時間つぶしてました。あとはパンフレットを眺めたり。

開場時刻になり客席に入ると、BGMは工房内の曲を中心としたアトリエ楽曲。この時点で既にグッと来ました。アーランド以降の曲だけだったのはちょっと残念ですが、まあ仕方ないですね…

開演少し前に、アトリエシリーズのゼネラルプロデューサーである井上忠信さんがステージ上で挨拶。「マリーのアトリエ」からアトリエに携わっている方なので、やはり20周年というものは感慨深いと思います。新作については、「8月にきれいな映像をお見せ出来れば…」とのことです。期待しましょう!

開演時刻となり、バンドメンバー入場、20周年記念ムービーが流れ…そして開演です!

イリスシリーズ

最初に演奏されたのは、今回の参加メンバーでは最も古いアトリエ楽曲となる霜月はるかさんの「白夜幻想譚」。歴史を振り返るのであれば、やはりこの曲は外せないでしょう。最近では(偉くなり)アトリエで曲を書かなくなった土屋さんの作曲です。短い曲ながら、霜月さんが本当に大事に歌ってくれました。

そして「Eternal Story」!ここで立つ人もちらほら。前の曲とはがらっと雰囲気が変わり、アップテンポな曲で盛り上がりました。ここから長く長く続いていく霜月さん×阿知波さんというタッグは、この曲から始まったのです。

バックスクリーンの映像はライブ全体を通して、ゲームのイラストやムービーが順番に流れ、会場内のカメラで撮られているアーティストさんの映像が映され、という感じ。けっこう色んなイラストが使われていました…見たこと無いものもたくさん。

ここでいったん霜月さんは退場。イリスシリーズはあと1曲ありますが、まあ最後のほうに来るのが薄々わかっていたので…。

マナケミアシリーズ

次に登場したのは真理絵さんで、マナケミアの「ねぇ」を披露!この曲は予想してなかったので、イントロが流れた瞬間驚きでした!真理絵さんはステージ上でよく動く動く。実は真理絵さん、生で歌うところを見たのは初めてなんですよね…。この曲はゲーム内でもニケというキャラクターがステージ(?)を動き回りながら歌う曲なので、重なるところがありました。

メドレーを挟み、続いてマナケミア2の「My Silly Days」。この曲はきっと歌うだろうなと思って楽しみにしていました。最後の怒涛のサビ繰り返しがとにかく盛り上がる曲です!青木香苗さんが歌詞に仕込んだ「好きだった絵本」というフレーズが、20周年の場では特に大切な意味を持っているように思います。

次は柳麻美さんが登場。マナケミア2の「Sail」…これもちょっと意外でしたが、今回はOPやEDを中心に、ゲームの楽曲を忠実に追っていくコンセプトなのかな、とここで感じました。本ステージ最初のバラード。真理絵さんがガンガン熱くした雰囲気を、一旦ゆったりと落ち着かせました。とても良かったです。

DSアトリエ

そして引き続き柳さん、リーナのアトリエより「Flora」!曲名を聴いた最初の感想は「あ!フローラが2曲被る!」でしたw この曲も盛り上がりますねー。Bメロの刻むリズム、サビの開放感。この頃の阿知波さんのボーカル曲は本当に爽やかです。最近の阿知波さんはバラードや戦闘曲続きという感じですが、久しぶりに爽やかソング聴きたいですねえ…ガストちゃん発注よろしくお願いします!

柳さんは今回がアトリエライブ初出場ということで…本当に楽しそうに歌っていました。ご自身のライブでもアトリエ関連楽曲はけっこう歌われているそうですよ!次の機会には行ってみたいですね。

アーランドシリーズ

そしてアーランドシリーズ!やっぱり知名度の差と言うべきか、ここから客席の反応も良くなってきたような気がしますね…。

まずは山本美禰子さんが登場し、ロロナの「Falling, The Star Light」、そしてトトリの「Pilgrimage」。熱く盛り上がる曲ではないものの、アーランドの世界観にぐんぐん引き込んでいくような演奏でした。作曲は中河健さん

そしてmaoさんの「Dia」はゆったりバラード。maoさんは一つ一つの言葉を本当に大切に歌います。いったんトトリの旅が終わったところで弟子にバトンタッチ…山本さんの「Cadena」!そしてmaoさんの「メトロ」と、アーランドのOP・EDリレーでした。「Cadena」では、みんなで一緒に"Fly so high!" 「メトロ」のサビの手をちょっと傾ける振りは、前回もやっていましたね。

ちなみにアーランドシリーズからは柳川さんが作曲陣に加わります。MCがなかったので「変態」トークはなかったです。残念。

メルルのターンはまだ終わらない。野見山睦未さんの「Little Crown」は、本当に癒される演奏でした。野見山さんも初めて生で見ました…。

そしてついに来た!「錬金少女メルルのうた」!ここでも真理絵さんはよく動く。メルルパンチやメルルキッスに振り付けが。カッコいいギターソロ(生)も素晴らしかったです。終演後の話になりますが、真理絵さんは「メルルのうたを歌えてよかったです!」、それに続く野見山さんも「メルルのうたを聴けてよかったです!」と言っていたあたり、やっぱり演奏者さんの間でも人気曲なんでしょうか。

不思議シリーズ

ここまで発売順に並んできた演奏曲ですが、ここで最新作フィリスのアトリエに飛びます。ステージ中央にピアノが運び込まれ、南壽あさ子さんの「このごろ、そのひぐらし」! そしてオープニング曲の「flora」と続きます。弾き語りスタイルの歌手さんなので、バンド演奏とご自身のピアノ・歌が合わさり、とても良かったです。

次は映像はソフィー…でしたが、キャンペーン楽曲の「物語を渡る鳥」! この曲は「ソフィーのアトリエ」「よるのないくに」同時購入特典でダウンロード提供された、霜月はるかさんの楽曲です。作曲はおなじみ柳川さん。

柳川さんらしい少しクセのある疾走感、そしてRPGやファンタジーが好きな人の心に響く歌詞が特徴です。霜月さんが最近のご自身のライブでよく歌われている曲でもあります。アトリエ関連CDには収録されてないのですが、霜月さんのワークスベストアルバムに収録されていますので、ぜひともご購入を!

黄昏シリーズ

ライブ本編の最後を飾るのは黄昏シリーズ。まずは野見山さんの「花標」。アーシャのオープニング曲であり、ゆったりと聴き入る心地よい演奏でした。ニオかわいい。今思えばここが最後の休息ポイントでしたね…。

続いてmaoさん登場、「Luto~統治するもの~」! シャリーのラスボス曲で、前回のライブでは初披露だったんですよねー。アーランドのmaoさん2曲とは雰囲気がぜんぜん違う、とても格好良い演奏でした。

そして本編最後はACRYLICSTAB!「渇きの輪郭」そして「無限大クロニクル」。登場した瞬間からUyuさんは本当に元気いっぱいで、客席を煽る煽る、そしてステージ上を動き回る。阿部さんも前に出てガンガンギターを弾く!やっぱりこの2人のステージは本当に楽しいです。楽曲ももちろん盛り上がりました!特に無限大クロニクルはACRYLICSTAB自身のライブも含めて何度も生で聴いている曲ではありますが、やっぱり素晴らしいですね。

そして盛大な拍手の中、演奏者たちはいったん袖へ…。でも、アレがまだ来てないですからね?もちろんアンコールを期待しますよ!

アンコール

ライブTシャツに着替えて、出演者全員が登場。ちょっと巻き気味でしたが、ボーカリストさんより一言ずつ挨拶がありました。関わってきた作品は違うけれど、皆さんやっぱりアトリエシリーズに想いがあるんだなと、改めて感じました。そしてバンドメンバーの紹介。

そしてそして…ラスト1曲!「schwarzweiß~霧の向こうに繋がる世界~」!これを聴かないと終われません!

今回はなんと、霜月さん・真理絵さん・maoさんがメインボーカルを交代で回し、ハモり、他の皆さんがコーラスで参加するという超豪華な演奏でした!もちろん阿部さんはギターで参加。この曲自体は「アンコールの定番」と言っていいくらい霜月さんのライブでたくさん演奏されていますが、こんな機会は滅多にないですよね…。すごかったです。コーラスメンバーも、Uyuさんはとにかくノリノリで、野見山さんや南壽さんはすごく控えめにノッてたのが面白かったですw

最後は出演者全員が一礼、そしてステージ上から写真撮影。さらに盛大な拍手の中、schwarzweißのオフボーカルバージョンがBGMとして流れ、ライブは終演しました。

BGMメドレー

最後に、セットリスト中の随所に挟まれたメドレーについて。「Salburg Gramnad Medley」として、その1は好きだった絵本、只今お仕事中!、オルコットを読みながら、翔べないカモメの物語。その2は毎日がカーニバル、風のフォルトーネ、にんじん村一番娘、バウムクーヘン

そして「Battle Medley」として、その1はNefertiti、紫電清霜、Red Zone、Astral Blader。その2は昨日の敵は今日の材料、雲烟飛動、雲雀東風、一撃の決意。というラインナップでした。

まず、選曲が良いですよね…。ネット界隈では人気投票なんかもやってますが、そこでも上位に来るような曲を選んでいます。どの曲もとてもいい演奏でしたが、特にAstral Bladerが聴けてめちゃくちゃ嬉しかった!

このメドレーとして演奏された16曲ですが、パンフレット付属のCDに全曲収録されております。さすがガストちゃん、抜かりはないですね。ただ開演前にCDの曲目を見ていたので、メドレー演奏曲が途中から察し付いてしまったのは…しょうがないですね。

終わりに

以上、参加レポでした。

今回のライブは、とにかく20周年という節目であること、20年という歴史を振り返るものであること、そこがとても大きかったと思います。そうでなければこれだけのアーティストは集まらなかったかもしれないし、全シリーズを横断して楽曲を扱うということもなかったでしょう。

私は20年という歴史をリアルタイムで追ったわけではありませんが、「マリーのアトリエ」から「フィリスのアトリエ」までをプレイして楽曲を聴いてきた身としては、最近の作品のみならず全シリーズの楽曲を演奏してくれたことに何よりも感謝をしています。

これからも、まずはゲームを盛り上げるBGMとして。そして今回のようなライブやアレンジアルバムのように幅広く。アトリエシリーズの音楽というものが進化し、展開され、素晴らしい楽曲がたくさん聴けることを、心から楽しみにしています。

素晴らしいライブでした。本当にありがとうございました。そう遠くないうちに、また開催の機会があることを期待しています!

アトリエ20周年ライブ!出演アーティスト紹介と演奏曲予想③

前回記事に引き続き、出演アーティスト紹介第3弾。今回が最後です。

野見山睦未

アトリエ初参加は「メルルのアトリエ」で、その次の作品「アーシャのアトリエ」でオープニングを担当されています。作曲はいずれも柳川さん。

曲名 作品名(略称)
Little Crown メルル
花標 アーシャ

Little Crown」はメルルが「国の人口を3万人以上にする」という最初の目標を達成したあと、夜の街を見下ろす場面で流れる曲です。国を発展させたという達成感はあるけど、まだ実感は湧かない。そんな心境を「小さな王冠」というタイトルが象徴しています。

花標」はアーシャのオープニング曲。オープニングムービーの通り、花に導かれてニオの姿を追い求めるアーシャを描いた曲です。そしてニオと再会を果たした時、ふたりの「約束が始まる」。

曲を聴いていただければわかりますが、どちらもスローテンポのバラードです。アトリエ楽曲が2曲だけなのでおそらく演奏曲は確定だと思いますが、ライブ中盤くらいで登場して、まったり聴き入るポイントになるのではないでしょうか。

南壽あさ子

「なすあさこ」さんと読みます。アトリエ初参加は「エスカ&ロジーのアトリエ」。最新作「フィリスのアトリエ」ではオープニングを含む2曲を担当。シンガーソングライターであり、アトリエシリーズの曲もご自身で作曲しています。

曲名 作品名(略称)
回遊魚の原風景 エスカ&ロジー
みるいろの星 シャリー
flora フィリス
このごろ、そのひぐらし フィリス

演奏曲予想ですが…素直にフィリスから2曲、となりそうな気がします。

floraはオープニングムービーの曲。アトリエのための書き下ろし曲ではなく、南壽さん自身のシングルそしてライブタイトルにもなっていました。「旅」というコンセプトが共通し、選ばれたそうです。

このごろ、そのひぐらしは、中間エンディングの後、再びフィリスの旅が始まるシーンの曲です。一度経験したあの旅にまた行きたい…というシーンだけあって、壮大なfloraとは対比的に、より身近なイメージの歌詞になっています。

この2曲についての話はこちらのインタビューでより詳しく書かれています。フィリスは「旅」というコンセプトがかなり前面に出された作品ですが、南壽さん2曲を含め、ボーカル曲も大半は旅路、船出、未知の世界、そういったものをテーマにしていますね。

また、南壽さんのライブはピアノの弾き語りスタイルが特徴でもあります。バンド込みかピアノソロになるかはわかりませんが、そこにも注目です。

ACRYLICSTAB

アクリルスタッブ」と読みます。ボーカルUyuさん、ギター阿部隆大さんのユニット。アトリエ初参加は「エスカ&ロジーのアトリエ」。阿部さんは「ソフィーのアトリエ」でBGMの作曲もしています。

曲名 作品名(略称)
無限大クロニクル エスカ&ロジー
渇きの輪郭 シャリー

アトリエ楽曲が2曲なので、おそらくこの2曲で決まりでしょう。

無限大クロニクルエスカ&ロジーの仲間キャラであるアウィンの「フィニッシュジングル」、必殺技が戦闘のトドメとなったときに流れる曲です。性質上サビしか流れませんが、是非CDや音楽堂でフルを聴いて欲しい1曲。「舞い上がる雲の先で はかなく揺れるワールドエンド」など、世界の果てを目指すアウィンとリンクした歌詞も盛り込まれています。

渇きの輪郭はシャリーの水の王と戦う際のBGM。相手のHPを削るほどに雨が激しくなり、その雨音とBGMが戦闘を盛り上げます。音楽堂コメントいわく、水の王の、そしてウィルベルのテーマとのことです。

どちらもライブで盛り上がりやすい曲です。前回のライブでも、前半座っておとなしく聴いていた観客をまず立たせて(笑)どんどん盛り上げていったのはACRYLICSTABでした。今回もそんな役割を期待したいと思います!

以上、総勢8組!

過去何度かアトリエ、もしくはガストとしてライブが開催されていますが、出演アーティスト8組というのはおそらく前例がないです。それだけこの20周年ライブが特別で、開催側としても気合いが入っているのだと思います。私もひとりの観客としてこのライブを盛り上げ、ゲームとしても音楽としても良いものを作り続けてくれたアトリエシリーズの20周年を祝いたいと思います。

あとは前回もあったBGM演奏が今回もあることに期待…そこでは是非ザールブルグやグラムナートの曲も演奏してほしい!「星風」とか「疾風」とか、生バンド演奏で聴きたいですよねー。

アトリエ20周年ライブ!出演アーティスト紹介と演奏曲予想②

前回記事に引き続き、出演アーティスト紹介第2弾です。

柳麻美

アトリエ初参加は「マナケミア2」から。DSアトリエで多くの曲を担当されています。ゲーム本編の曲は以下の通り。

曲名 作品名(略称)
Sail マナケミア2
Promised Gemini アーシャ(DLC)
Friday アニー
Shiny アニー
Flora リーナ
Windy リーナ

この他、「フォルクスリート3」とマナケミアのボーカルアレンジアルバム「Condition Red」にも参加されています。

予想演奏曲ですが、柳さんに関してはアトリエライブ初参加ということもあり、なかなか予想しづらいので、完全に自分の趣味で選んでしまいます!

  • ARGENTEUM ASTRUM
  • Windy

ARGENTEUM ASTRUM」はフォルクスリート3の収録曲で、原曲はリーナの「INTRUDER」。作曲も編曲も阿知波さんです。めちゃくちゃカッコイイです。過去に柳さんご自身のライブでも披露したことがあるようなので、可能性は十分にあるかも…?

Windy」 はリーナのエンディング曲。こちらも阿知波さんの曲です。DSアトリエ4曲はどれも爽やかさと疾走感が特徴なのですが、この曲はそれに加えて切なさが混ざる曲。DSアトリエは未プレイなので、ストーリーとの関連があるかどうかはよく分からないのですが…いつかプレイしたいです。

「Sail」のようなバラード曲ももちろん良いのですが…柳さんにはアップテンポな曲でガンガン盛り上げてくれることを期待したいです!

山本美禰子

アトリエ初参加は「ロロナのアトリエ」から。アーランドシリーズ3作のオープニングを通して担当されていました。そして現在発売済みの最新作「フィリスのアトリエ」でも1曲歌っています。

曲名 作品名(略称)
Falling, The Star Light ロロナ
Pilgrimage トトリ
Cadena メルル
わたしの見たい景色まで フィリス

ちなみに、前回の出演時は「Falling, The Star Light」「Pilgrimage」の2曲を演奏されていました。だからというわけではないのですが…今回の予想演奏曲はこちら。

  • Cadena
  • わたしの見たい景色まで

Cadena」はメルルのオープニング曲。作曲は阿知波さんです。実は他のライブで1度聴く機会があったのですが、やっぱりアトリエライブでも聴きたいです。「Fly so high!」を客席皆で歌うのとか、良いんじゃないでしょうか…?

わたしの見たい景色まで」はフィリスのアバンタイトル曲。やっぱり最新作の曲は歌うだろうということで。作曲は柳川さんです。なかなか展開が独特で、聴き慣れておかないと曲に乗るのが少し難しいですが…アトリエライブなら大丈夫でしょう!

とはいえ、やっぱりPilgrimage聴きたい人は多いだろうし、Falling, The Star Lightも…と考えると、アーランド3曲をメドレー形式で、なんてのもアリかもしれませんね。どの曲も捨てがたいです。

mao

アトリエ初参加は「トトリのアトリエ」から。トトリ→メルルのエンディングを続けて担当し、そしてシャリーのラスボス曲を担当。作曲は全て柳川さんです。前回ライブでのmaoさんの「柳川さんは変態」発言は今でも覚えています。

曲名 作品名(略称)
Dia トトリ
メトロ メルル
Luto~統治するもの~ シャリー

予想演奏曲ですが、3曲から仮に2曲選ぶとするなら…完全に好みになってしまいますが、アーランド2曲を選びたいと思います。

  • Dia
  • メトロ

Dia」はトトリのエンディングテーマ。旅の終わりを象徴するようなバラードです。ちなみにこの曲、トトリのキャラテーマ「潮風」と共通するフレーズが…。気になる人は聴き比べてみてください。

メトロ」はメルルのエンディングテーマ。この曲も、国を立派に発展させてお姫様という立場を終えるメルルの心境にぴったりな曲です。書くまでもないですが、ルル、トリ、ロナで「メトロ」ですね。

3曲だったらいっそ全部聴きたいんですけどね、8組アーティストが3曲ずつ歌うとなると4時間コースになりそうなので…やっぱりどの曲も捨てがたい。

さらに次回に続く

次回、最後の3アーティストさんを紹介したいと思います!

アトリエ20周年ライブ!出演アーティスト紹介と演奏曲予想①

2014年の「ガストプレミアムライブ Vol.2」から3年…ついに!アトリエライブが開催されます!

「アトリエ」20周年スペシャルライブ

待ってました。昨年のインタビューでも岡村Pがライブについて話していたので、期待してたのですが…本当にありがとうございます。

しかも出演者がとにかく豪華!イリスシリーズから関わっている霜月はるかさん、マナケミアシリーズからの真理絵さんと柳麻美さん、アーランドシリーズからの山本美禰子さんとmaoさんと野見山睦未さん、黄昏シリーズからの南寿あさ子さんとACRYLICSTAB

さすがにザールブルグから全シリーズをカバー…とはいかないものの、20周年記念ということで幅広いシリーズをカバーしたメンバーになっています。

なお、今回も前回と同様、生バンドでの演奏です!(真理絵さんのメッセージ動画で言及されています)ということは歌モノだけではなくBGMの演奏もあるかも…?そこでは是非、ザールブルグやグラムナートの楽曲も期待したいところです。

ということでライブ前に、各アーティストさんのこれまでのアトリエ楽曲、そして演奏曲予想をしてみたいと思います。私個人が歌って欲しい!と思っている曲も含めつつ…。

霜月はるか

2004年の「イリスのアトリエ エターナルマナ1」から、全シリーズで1曲以上歌っている霜月さん。メインシリーズのゲーム本編で歌っている曲は以下になります。

曲名 作品名(略称)
白夜幻想譚 イリス エタマナ
Eternal Story イリス エタマナ2
schwarzweiß ~霧の向こうに繋がる世界~ イリスGF
Run For Your Life マナケミア
もしも時を跳べたら 新ロロナ
MARIA アーシャ
夢を織る家 アーシャ
あめつちのことわり エスカ&ロジー
崇めよ、我は神鬼 エスカ&ロジー
希う船 (※ユニット「canoue」として) シャリー
Liela Xea ソフィー
嵐を越えて フィリス
光ノ軌跡 フィリス

その他、オトメイトとのコラボ作品である「エルクローネのアトリエ」の楽曲、「フォルクスリート」シリーズを始めとする各種ボーカルアレンジ、「エスカ&ロジー」のアニメ、様々な特典CDなど…アトリエ関連作品で集めるとおそらく30曲ほどあるのではないかと思います。

そんな霜月さんのメッセージ動画がこちら。ご本人も本編以外の曲について触れているので、そこからの選曲もあるのでは…と思います。とにかく曲数が多くて何を演奏するか予想がつかないですね。

さて、霜月さんは2年前の自身のワンマンライブにて、アトリエシリーズメドレーを演奏しています。演奏曲は白夜幻想譚、Eternal Story、もしも時を跳べたら、夢を織る家、あめつちのことわり、ふゆみどり。今回のライブでも、限られた時間でできるだけたくさんの曲を…ということでメドレー形式が含まれる可能性はあると思います。

以上を踏まえて、予想(願望)セットリストはこちら。

  1. メドレー(白夜幻想譚、Eternal Story、Run For Your Life、もしも時を跳べたら、夢を織る家、嵐を越えて)
  2. バウムクーヘン
  3. 光ノ軌跡
  4. schwarzweiß ~霧の向こうに繋がる世界~

メドレーは本編の曲を各シリーズまんべんなく。

バウムクーヘン」はヴィオラートのアトリエ内で流れる曲で、霜月さんはフォルクスリートでボーカルバージョンを歌っています。グラムナート以前のボーカル曲を歌っている人はPSP版やアレンジアルバムを除けば今回いないので…アトリエ内の曲だと聞き馴染みある人も多いのでは、ということで是非歌ってほしいです!

最新作フィリスから1曲はフルで演奏されるだろう、ということで「光ノ軌跡」をセレクト。ACRYLICSTABの阿部隆大さんが作曲です。阿部さんはおそらく今回もACRYLICSTABの曲だけでなく、バンドメンバーとして演奏参加されるのではと思います。

schwarzweiß ~霧の向こうに繋がる世界~」は霜月さん自身のライブでもアンコール曲として定番です。前回はアンコールがなかったのでセットリスト最後の曲でした。今回もラストもしくはアンコールで演奏されるのではないでしょうか。

とにかく聴きたい曲が多すぎる霜月さんですが、参加アーティスト8組ということを考えると多くても4曲だろうと。こんな感じの選曲にしてみました。

真理絵

続いて真理絵さん。ゲームでの初参加はマナケミアの「ねぇ」「シリウス」ですが、発売日ではフォルクスリート2のほうが先だったりします。ゲーム本編での演奏曲はこちら。

曲名 作品名(略称)
ねぇ マナケミア
シリウス マナケミア
My Silly Days マナケミア2
錬金少女メルルのうた メルル
celestial ark ヴィオラートPSP

その他、フォルクスリート2、フォルクスリート3でも歌っています。

真理絵さんのメッセージ動画を見ると、「あんな曲やこんな曲…まぁだいたいわかりますね~」ということで、定番曲2曲かな?と思いますが…希望を込めて3曲!選んでみます。

  • My Silly Days
  • 錬金少女メルルのうた
  • ROYAL BLUE

My Silly Days」はマナケミア2のオープニング、爽やかなアップテンポ曲です。ライブで盛り上がること間違いなし。

錬金少女メルルのうた」はタイトル通りメルルの楽曲。ボス戦と、メルルが頑張るイベントで流れます。これも絶対盛り上がるでしょう!ここまで2曲が定番だと思います。

個人的な希望枠で「ROYAL BLUE」。これはフォルクスリート2の収録曲で、オリジナルはユーディーです。上の2曲が明るい感じなので、クールな曲を選んでみました。

次回に続く

今回は2人の出演アーティストを紹介しました。全3記事くらいで、ライブまでに8組のアーティストを紹介していきたいと思います!