Ultimate Rondo

アトリエシリーズとゲーム音楽とその他いろいろ

20周年という節目に、最高の演奏を。アトリエ20周年スペシャルライブ参加レポ

2017年7月9日。アトリエシリーズ20周年を記念するスペシャルライブが開催されました!

前回のライブは「ガストプレミアムライブ vol.2」で、2014年6月7日。「シャリーのアトリエ」の発売の少し前になります。初披露となるシャリーの楽曲、そしてこれもまた初披露となるシャリーのOPムービー、そして「サージュ・コンチェルト」「アトリエ」両シリーズの曲がたっぷり演奏された良いライブでした。

それから3年。今回はアトリエシリーズ20周年を記念し、これまでのアトリエシリーズに携わった8組のアーティストが参加。BGMも含めるとザールブルグ・グラムナート・イリス・マナケミア・アーランド・黄昏・不思議・DSアトリエの楽曲が演奏され、まさに20年の重みを感じさせるライブとなりました。

2時間半とライブとしては標準的な尺ながら、演奏された楽曲は実にボーカル21曲、BGMメドレーが合計16曲。ところどころでゲームのPVは流れたものの、最後以外はMCもなく、とにかく楽曲、楽曲、楽曲で圧倒していくという構成でした。バンドメンバーの皆様、本当にお疲れ様でした…。

以下、参加レポです。

開演前

物販開始の13時少し前に現地到着。プレミアムチケット特典受け取りと物販を購入。オリジナルトートバッグ、主人公が全員いる…と思ったらヴィーゼがいない!なかなか全員揃わないことに定評のあるアトリエ主人公。

アトリエ関連CDがかなり良い品揃えで本気度を感じました…各種サントラはもちろん、ヴォーカルヒストリア、フォルクスリート等のアレンジCD、過去のライブDVD、そしてボイスドラマなどなど。私はヴォーカルヒストリア(実は持ってなかった…)とDSアトリエのサントラ3枚を購入。

現地はとにかく暑かったです。開場までは豊洲ららぽーとで腹ごしらえしたり時間つぶしてました。あとはパンフレットを眺めたり。

開場時刻になり客席に入ると、BGMは工房内の曲を中心としたアトリエ楽曲。この時点で既にグッと来ました。アーランド以降の曲だけだったのはちょっと残念ですが、まあ仕方ないですね…

開演少し前に、アトリエシリーズのゼネラルプロデューサーである井上忠信さんがステージ上で挨拶。「マリーのアトリエ」からアトリエに携わっている方なので、やはり20周年というものは感慨深いと思います。新作については、「8月にきれいな映像をお見せ出来れば…」とのことです。期待しましょう!

開演時刻となり、バンドメンバー入場、20周年記念ムービーが流れ…そして開演です!

イリスシリーズ

最初に演奏されたのは、今回の参加メンバーでは最も古いアトリエ楽曲となる霜月はるかさんの「白夜幻想譚」。歴史を振り返るのであれば、やはりこの曲は外せないでしょう。最近では(偉くなり)アトリエで曲を書かなくなった土屋さんの作曲です。短い曲ながら、霜月さんが本当に大事に歌ってくれました。

そして「Eternal Story」!ここで立つ人もちらほら。前の曲とはがらっと雰囲気が変わり、アップテンポな曲で盛り上がりました。ここから長く長く続いていく霜月さん×阿知波さんというタッグは、ここから始まったのです。

バックスクリーンの映像はライブ全体を通して、ゲームのイラストやムービーが順番に流れ、会場内のカメラで撮られているアーティストさんの映像が映され、という感じ。けっこう色んなイラストが使われていました…見たこと無いものもたくさん。

ここでいったん霜月さんは退場。イリスシリーズはあと1曲ありますが、まあ最後のほうに来るのが薄々わかっていたので…。

マナケミアシリーズ

次に登場したのは真理絵さんで、マナケミアの「ねぇ」を披露!この曲は予想してなかったので、イントロが流れた瞬間驚きでした!真理絵さんはステージ上でよく動く動く(ニケみたいに…!?)。実は真理絵さん、生で歌うところを見たのは初めてなんですよね…。

メドレーを挟み、続いてマナケミア2の「My Silly Days」。この曲はきっと歌うだろうなと思って楽しみにしていました。最後の怒涛のサビ繰り返しがとにかく盛り上がる曲です!青木香苗さんが歌詞に仕込んだ「好きだった絵本」というフレーズが、20周年の場では特に大切な意味を持っているように思います。

次は柳麻美さんが登場。マナケミア2の「Sail」…これもちょっと意外でしたが、今回はOPやEDを中心に、ゲームの楽曲を忠実に追っていくコンセプトなのかな、とここで感じました。本ステージ最初のバラード。真理絵さんがガンガン熱くした雰囲気を、一旦ゆったりと落ち着かせました。とても良かったです。

DSアトリエ

そして引き続き柳さん、リーナのアトリエより「Flora」!曲名を聴いた最初の感想は「あ!フローラが2曲被る!」でしたw この曲も盛り上がりますねー。Bメロの刻むリズム、サビの開放感。この頃の阿知波さんのボーカル曲は本当に爽やかです。最近の阿知波さんはバラードや戦闘曲続きという感じですが、久しぶりに爽やかソング聴きたいですねえ…ガストちゃん発注よろしくお願いします!

柳さんは今回がアトリエライブ初出場ということで…本当に楽しそうに歌っていました。ご自身のライブでもアトリエ関連楽曲はけっこう歌われているそうですよ!次の機会には行ってみたいですね。

アーランドシリーズ

そしてアーランドシリーズ!やっぱり知名度の差と言うべきか、ここから客席の反応も良くなってきたような気がしますね…。

まずは山本美禰子さんが登場し、ロロナの「Falling, The Star Light」、そしてトトリの「Pilgrimage」。熱く盛り上がる曲ではないものの、アーランドの世界観にぐんぐん引き込んでいくような演奏でした。作曲は中河健さん。

そしてmaoさんの「Dia」はゆったりバラード。maoさんは一つ一つの言葉を本当に大切に歌います。いったんトトリの旅が終わったところで弟子にバトンタッチ…山本さんの「Cadena」!そしてmaoさんの「メトロ」と、アーランドのOP・EDリレーでした。「Cadena」では、みんなで一緒に"Fly so high!“ 「メトロ」のサビの手をちょっと傾ける振りは、前回もやっていましたね。

ちなみにアーランドシリーズからは柳川さんが作曲陣に加わります。MCがなかったので「変態」トークはなかったです。残念。

メルルのターンはまだ終わらない。野見山睦未さんの「Little Crown」は、本当に癒される演奏でした。野見山さんも初めて生で見ました…。

そしてついに来た!「錬金少女メルルのうた」!ここでも真理絵さんはよく動く。メルルパンチやメルルキッスに振り付けが。カッコいいギターソロ(生)も素晴らしかったです。終演後の話になりますが、真理絵さんは「メルルのうたを歌えてよかったです!」、それに続く野見山さんも「メルルのうたを聴けてよかったです!」と言っていたあたり、やっぱり演奏者さんの間でも人気曲なんでしょうか。

不思議シリーズ

ここまで発売順に並んできた演奏曲ですが、ここで最新作フィリスのアトリエに飛びます。ステージ中央にピアノが運び込まれ、南壽あさ子さんの「このごろ、そのひぐらし」! そしてオープニング曲の「flora」と続きます。弾き語りスタイルの歌手さんなので、バンド演奏とご自身のピアノ・歌が合わさり、とても良かったです。

次は映像はソフィー…でしたが、キャンペーン楽曲の「物語を渡る鳥」! この曲は「ソフィーのアトリエ」「よるのないくに」同時購入特典でダウンロード提供された、霜月はるかさんの楽曲です。作曲はおなじみ柳川さん。

柳川さんらしい少しクセのある疾走感、そしてRPGやファンタジーが好きな人の心に響く歌詞が特徴です。霜月さんが最近のご自身のライブでよく歌われている曲でもあります。アトリエ関連CDには収録されてないのですが、霜月さんのワークスベストアルバムに収録されていますので、ぜひともご購入を!

黄昏シリーズ

ライブ本編の最後を飾るのは黄昏シリーズ。まずは野見山さんの「花標」。アーシャのオープニング曲であり、ゆったりと聴き入る心地よい演奏でした。ニオかわいい。今思えばここが最後の休息ポイントでしたね…。

続いてmaoさん登場、「Luto~統治するもの~」! シャリーのラスボス曲で、前回のライブでは初披露だったんですよねー。アーランドのmaoさん2曲とは雰囲気がぜんぜん違う、とても格好良い演奏でした。

そして本編最後はACRYLICSTAB!「渇きの輪郭」そして「無限大クロニクル」。登場した瞬間からUyuさんは本当に元気いっぱいで、客席を煽る煽る、そしてステージ上を動き回る。阿部さんも前に出てガンガンギターを弾く!やっぱりこの2人のステージは本当に楽しいです。楽曲ももちろん盛り上がりました!特に無限大クロニクルはACRYLICSTAB自身のライブも含めて何度も生で聴いている曲ではありますが、やっぱり素晴らしいですね。

そして盛大な拍手の中、演奏者たちはいったん袖へ…。でも、アレがまだ来てないですからね?もちろんアンコールを期待しますよ!

アンコール

ライブTシャツに着替えて、出演者全員が登場。ちょっと巻き気味でしたが、ボーカリストさんより一言ずつ挨拶がありました。関わってきた作品は違うけれど、皆さんやっぱりアトリエシリーズに想いがあるんだなと、改めて感じました。そしてバンドメンバーの紹介。

そしてそして…ラスト1曲!「schwarzweiß~霧の向こうに繋がる世界~」!これを聴かないと終われません!

今回はなんと、霜月さん・真理絵さん・maoさんがメインボーカルを交代で回し、ハモり、他の皆さんがコーラスで参加するという超豪華な演奏でした!もちろん阿部さんはギターで参加。この曲自体は「アンコールの定番」と言っていいくらい霜月さんのライブでたくさん演奏されていますが、こんな機会は滅多にないですよね…。すごかったです。コーラスメンバーも、Uyuさんはとにかくノリノリで、野見山さんや南壽さんはすごく控えめにノッてたのが面白かったですw

最後は出演者全員が一礼、そしてステージ上から写真撮影。さらに盛大な拍手の中、schwarzweißのオフボーカルバージョンがBGMとして流れ、ライブは終演しました。

BGMメドレー

最後に、セットリスト中の随所に挟まれたメドレーについて。「Salburg Gramnad Medley」として、その1は好きだった絵本、只今お仕事中!、オルコットを読みながら、翔べないカモメの物語。その2は毎日がカーニバル、風のフォルトーネ、にんじん村一番娘、バウムクーヘン

そして「Battle Medley」として、その1はNefertiti、紫電清霜、Red Zone、Astral Blader。その2は昨日の敵は今日の材料、雲烟飛動、雲雀東風、一撃の決意。というラインナップでした。

まず、選曲が良いですよね…。ネット界隈では人気投票なんかもやってますが、そこでも上位に来るような曲を選んでいます。どの曲もとてもいい演奏でしたが、特にAstral Bladerが聴けてめちゃくちゃ嬉しかった!

このメドレーとして演奏された16曲ですが、パンフレット付属のCDに全曲収録されております。さすがガストちゃん、抜かりはないですね。ただ開演前にCDの曲目を見ていたので、メドレー演奏曲が途中から察し付いてしまったのは…しょうがないですね。

終わりに

以上、参加レポでした。

今回のライブは、とにかく20周年という節目であること、20年という歴史を振り返るものであること、そこがとても大きかったと思います。そうでなければこれだけのアーティストは集まらなかったかもしれないし、全シリーズを横断して楽曲を扱うということもなかったでしょう。

私は20年という歴史をリアルタイムで追ったわけではありませんが、「マリーのアトリエ」から「フィリスのアトリエ」までをプレイして楽曲を聴いてきた身としては、最近の作品のみならず全シリーズの楽曲を演奏してくれたことに何よりも感謝をしています。

これからも、まずはゲームを盛り上げるBGMとして。そして今回のようなライブやアレンジアルバムのように幅広く。アトリエシリーズの音楽というものが進化し、展開され、素晴らしい楽曲がたくさん聴けることを、心から楽しみにしています。

素晴らしいライブでした。本当にありがとうございました。そう遠くないうちに、また開催の機会があることを期待しています!