前回記事に引き続き、出演アーティスト紹介第3弾。今回が最後です。
野見山睦未
アトリエ初参加は「メルルのアトリエ」で、その次の作品「アーシャのアトリエ」でオープニングを担当されています。作曲はいずれも柳川さん。
曲名 | 作品名(略称) |
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Little Crown | メルル |
花標 | アーシャ |
「Little Crown」はメルルが「国の人口を3万人以上にする」という最初の目標を達成したあと、夜の街を見下ろす場面で流れる曲です。国を発展させたという達成感はあるけど、まだ実感は湧かない。そんな心境を「小さな王冠」というタイトルが象徴しています。
「花標」はアーシャのオープニング曲。オープニングムービーの通り、花に導かれてニオの姿を追い求めるアーシャを描いた曲です。そしてニオと再会を果たした時、ふたりの「約束が始まる」。
曲を聴いていただければわかりますが、どちらもスローテンポのバラードです。アトリエ楽曲が2曲だけなのでおそらく演奏曲は確定だと思いますが、ライブ中盤くらいで登場して、まったり聴き入るポイントになるのではないでしょうか。
南壽あさ子
「なすあさこ」さんと読みます。アトリエ初参加は「エスカ&ロジーのアトリエ」。最新作「フィリスのアトリエ」ではオープニングを含む2曲を担当。シンガーソングライターであり、アトリエシリーズの曲もご自身で作曲しています。
曲名 | 作品名(略称) |
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回遊魚の原風景 | エスカ&ロジー |
みるいろの星 | シャリー |
flora | フィリス |
このごろ、そのひぐらしで | フィリス |
演奏曲予想ですが…素直にフィリスから2曲、となりそうな気がします。
- flora
- このごろ、そのひぐらしで
floraはオープニングムービーの曲。アトリエのための書き下ろし曲ではなく、南壽さん自身のシングルそしてライブタイトルにもなっていました。「旅」というコンセプトが共通し、選ばれたそうです。
このごろ、そのひぐらしでは、中間エンディングの後、再びフィリスの旅が始まるシーンの曲です。一度経験したあの旅にまた行きたい…というシーンだけあって、壮大なfloraとは対比的に、より身近なイメージの歌詞になっています。
この2曲についての話はこちらのインタビューでより詳しく書かれています。フィリスは「旅」というコンセプトがかなり前面に出された作品ですが、南壽さん2曲を含め、ボーカル曲も大半は旅路、船出、未知の世界、そういったものをテーマにしていますね。
また、南壽さんのライブはピアノの弾き語りスタイルが特徴でもあります。バンド込みかピアノソロになるかはわかりませんが、そこにも注目です。
ACRYLICSTAB
「アクリルスタッブ」と読みます。ボーカルUyuさん、ギター阿部隆大さんのユニット。アトリエ初参加は「エスカ&ロジーのアトリエ」。阿部さんは「ソフィーのアトリエ」でBGMの作曲もしています。
曲名 | 作品名(略称) |
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無限大クロニクル | エスカ&ロジー |
渇きの輪郭 | シャリー |
アトリエ楽曲が2曲なので、おそらくこの2曲で決まりでしょう。
無限大クロニクルはエスカ&ロジーの仲間キャラであるアウィンの「フィニッシュジングル」、必殺技が戦闘のトドメとなったときに流れる曲です。性質上サビしか流れませんが、是非CDや音楽堂でフルを聴いて欲しい1曲。「舞い上がる雲の先で はかなく揺れるワールドエンド」など、世界の果てを目指すアウィンとリンクした歌詞も盛り込まれています。
渇きの輪郭はシャリーの水の王と戦う際のBGM。相手のHPを削るほどに雨が激しくなり、その雨音とBGMが戦闘を盛り上げます。音楽堂コメントいわく、水の王の、そしてウィルベルのテーマとのことです。
どちらもライブで盛り上がりやすい曲です。前回のライブでも、前半座っておとなしく聴いていた観客をまず立たせて(笑)どんどん盛り上げていったのはACRYLICSTABでした。今回もそんな役割を期待したいと思います!
以上、総勢8組!
過去何度かアトリエ、もしくはガストとしてライブが開催されていますが、出演アーティスト8組というのはおそらく前例がないです。それだけこの20周年ライブが特別で、開催側としても気合いが入っているのだと思います。私もひとりの観客としてこのライブを盛り上げ、ゲームとしても音楽としても良いものを作り続けてくれたアトリエシリーズの20周年を祝いたいと思います。
あとは前回もあったBGM演奏が今回もあることに期待…そこでは是非ザールブルグやグラムナートの曲も演奏してほしい!「星風」とか「疾風」とか、生バンド演奏で聴きたいですよねー。