現在私が達成できている最大ダメージと、装備などの構成、これまでの調査から推測される仕様をまとめます。
★ルールとプレイ環境
敵1体に対する1個のアイテム使用で、できるだけ大きなダメージを出すことを目指す。
プレイ環境:PS4版 ソフトウェアバージョン1.04 DLC「錬金術の神秘」「冒険の極意」配信前
★結果
4141万3196ダメージを記録した。
★敵
ラムロースト2号を採用した。攻撃してこない、敵のHP切れを気にしなくて良い、敵の姿を選べる、鍵の使用回数を消費しないので何度でも連続挑戦可能、アイテム1個のダメージを自動集計してくれる、ジェムが貰える、など良いことずくめ。
キーチェンジで使う鍵のモチーフと敵の種族の組み合わせによってダメージ増加効果が得られるため、モチーフが一致していて変な耐性を持っていない姿を選ぶ。私の場合は歯車モチーフだったので初期状態の姿(イタチ種族)を選んだ。
★パーティ構成
メインのダメージ役はアイテム関連のパッシブスキルと武器効果が優秀なライザ。
前衛の仲間として、キャラ固有のダメージ増加効果をライザに与えられるカラとクラウディアを採用。カラは闇精と月精、クラウディアは「騒乱の旋律・改」がダメージ増加効果を持つ。
★使用アイテム
アイテムの表記全般について
今作では品質を容易に上げられるので、特に断り書きがない限り品質は999としている。またレベルを持つ特性は最大レベルとしている。
効果のうちリンクコール効果は[LC]、装備強化による付与効果は[付与]と表記する。また効果・特性・超特性のうち結果に影響しないものは記載を省略する。
ツヴァイレゾナンス
ダメージ用。
- ツヴァイレゾナンス
- 効果:融合する火炎、[LC]可憐な花びら、鮮烈なる力
- 特性:破壊力上昇++、追い討ち強化++、少数ボーナス++
- 超特性:オーバーパワー
本来はアストローズのほうがダメージが高いが、各効果ごとに1ヒットであるためダメージ表示が999万9999でカンストしてしまう。
対してツヴァイレゾナンスは効果1の「融合する火炎」が2属性×2ヒットに分かれていて、リンクコール効果も2ヒットに分かれるため、カンストに引っかからずにダメージを伸ばすことができる。
デバフ用アイテム
呪いと眠りは深度がダメージ値に影響するため、偽りのブーケで最大深度まで付与する。眠りが解除されないようライザが直前に5回使用する。
さらに武器特性「状態異常特攻」の強化値を上げるため可能な限りのマイナス効果を付与する。
マイナス効果 | 付与手段 |
---|---|
毒 | 偽りのブーケの効果 |
眠り | 偽りのブーケの効果 |
呪い | 偽りのブーケの効果 |
火傷 | アストローズの効果 |
凍傷 | レヘルンの効果 |
麻痺 | プラジグの効果 |
束縛 | 特性「強粘性」 |
攻撃下降 | 特性「無力の神罰」 |
防御下降 | 特性「無守の神罰」 |
速度下降 | 特性「無速の神罰」 |
全ステータス下降 | アカシアの原典の効果 |
状態異常耐性低下 | アカシアの原典の効果 |
最大体力下降 | エーデルフトの効果 |
クリティカル率下降 | プラジグの効果 |
物理耐性低下 | アストローズの効果 |
魔法耐性低下 | ラヴィネージュの効果 |
火耐性低下 | アカシアの原典の効果 |
氷耐性低下 | アカシアの原典の効果 |
雷耐性低下 | アカシアの原典の効果 |
風耐性低下 | アカシアの原典の効果 |
鍵生成確率増加 | オーダードライブ「演目・暁光」 |
これで21個。多すぎて鍵生成確率増加がはみ出ているがちゃんと乗っている。
このためプラジグ・レヘルン・ラヴィネージュ・アカシアの原典・アストローズ・エーデルフトに必要な効果を付けて仲間に持たせておく。特性は「強粘性」が共通で、CCが高いものは「永久機関」、その他は威力上昇系(発生確率に影響するかは不明だが一応)。超特性は念のため、投入可能な素材があれば「厄災」を付けておいた。
バフ用アイテム
- エイビスコール
- 効果:宇宙が震撼する、深淵の呼び声
- 時空の天文時計
- 効果:未来に干渉する
- ゴールドハート
- 効果:栄養たっぷり
エイビスコールは多数のダメージ増加系バフ効果を持つ。また月精と闇精の効果量が最大HPに依存するためゴールドハートを用いている。
T-Lvを上昇させる時空の天文時計はフェイタルドライブのためにカラ、最後のT-Lvの最大化(「可憐な花びら」の威力と「騒乱の旋律・改」の強化量に影響)のためにライザがそれぞれ持つと便利。ギリギリだが前衛3人でアイテムを持ちきれる。
- カラ:時空の天文時計、デバフアイテム×3
- クラウディア:エイビスコール、デバフアイテム×3
- ライザ:偽りのブーケ、時空の天文時計、ゴールドハート、ツヴァイレゾナンス
★装備構成
ライザ
- ミストラルケーン
- 効果:アンチマテリアル・超、[LC]会心強化+20%、[付与]四色の羽根・超、[付与]いにしえの徒
- 特性:リスクブースト・火、リスクブースト・氷、状態異常特攻
- 超特性:鷹の目
- モイヒェルメルダー
- 効果:[LC]会心強化+40%、仕込み武器、[付与]レインフォース・超
- 特性:戦士の誓い、騎士の誓い、支援の誓い
- 超特性:援護の心得
- ウォーロックリング
- 効果:死神の魔術、魔の領域、[LC]会心強化+30%、境界越え
- 特性:戦士の誓い、騎士の誓い、支援の誓い
- 超特性:守護者の心得
- ハーナルリング
- 効果:英雄の魂、極限集中、コアオーバーフロー、[LC]会心強化+40%
- 特性:戦士の誓い、騎士の誓い、支援の誓い
- 超特性:援護の心得
- 鍵
- アルケミストの証、集中のシンボル・極
アルケミストはロールレベル合計に応じてアイテムダメージを強化する効果があり、ロールレベルを上げる効果が全て火力アップに繋がる。
パッシブスキル「けた外れの創造力」「錬金術の真髄」を習得しておく。アクションオーダーの全条件にアイテムダメージ増加効果を持つ「ミルキーウェイ」をセットしておく。
今回の試行では戦闘前の最大HPは558(ゴールドハートと料理効果で1339)だが、月精の効果に今日気付いたため装備の最大HPは伸ばせていない。本来は鍵にも活力のシンボルなどが複合しているほうが良い(厳選が…)。
他のメンバー
カラはパッシブスキル「キースクライヤー」を習得しておく。
CCを軽減する「アルケミストの証」「四精霊のアミュレット」、CC獲得量を上げる「ハーナルリング」「クルーガークローク」、初期T-Lvを上げる超特性「先見之識」を付けておく。
アクションオーダーの全条件に何かセットしておき、オーダードライブにフェデリーカの「演目・暁光」をセットする。
キーチェンジ用の鍵
バースト効果の「火属性変換・極」と「アイテム強化・極」が両立しているものを頑張って手に入れる。
属性変換の効果は同時に1つしか付かない(多分)。
★戦闘の流れ
- カラを操作キャラとして戦闘開始
- 「先見之識」でT-Lvが上がるので即座にアクションオーダーが提案される
- スキルでCCを貯めアクションオーダーを発動する
- 時空の天文時計を使う
- T-Lvが上昇しアクションオーダーが提案される
- デバフアイテムを3つ使う
- T-Lv最大の状態でミルキーウェイが発動する
- オーダーカウントが3以上になるので演目・暁光を発動する
- ルナジャッジメントを発動し、ライザに月精を付与する
- 操作キャラをクラウディアに変更し、CCが足りているか確認する
- エイビスコールとデバフアイテム3つを使う
- 騒乱の一矢++を使用し「騒乱の旋律・改」を付与する
- 操作キャラをライザに変更し、CCが足りているか確認する
- キーチェンジする
- キースクライヤーの効果で闇精が付与される
- 仲間に割り込まれて睡眠が解けないよう、間をあけずに次のアイテムを使う
- 偽りのブーケを4回使う。T-Lvが1ならば時空の天文時計も使う
- 偽りのブーケ、時空の天文時計、ゴールドハート、ツヴァイレゾナンスを4連携で使う
★ダメージ計算詳細
全ての解説内容は、ゲーム内でのダメージ計測結果や過去作からの類推に基づく推測であり、正確性は保証しない。
戦闘中のバフ・デバフ共通の仕様として、同系統の効果が複数付与された場合、残り時間が表示されるもの同士は両立せず強いものだけが残る。残り時間が表示されないもの(鍵バースト効果)と表示されるものは両立する。
ダメージ計算表
スプレッドシートにまとめている。
計算上の合計ダメージの最小値は3246万7124、最大値は4350万5488となった。
推定ダメージ計算式
(ダメージ) = (基本ダメージ値) × [(アイテム強化倍率)×(クリティカル倍率)×(その他ダメージ倍率) + (弱点加算値)] × (属性倍率) × (アイテム特性倍率)
今作では品質を容易に上げられるのと、品質による変動を調べるのが面倒だったので、本記事では品質999でのダメージを基本ダメージ値として扱う。
基本ダメージ値
今作では乱数を固定できないので、ダメージを50回測定した最小値と最大値を載せる。ダメージ計算表で用いている乱数幅もこの測定値に基づく。
- 「融合する火炎」は火・氷属性それぞれ2ヒットする。1属性1ヒットあたり801~1140。
- 「鮮烈なる力」は基本的に火・氷属性それぞれ2ヒットする。1属性1ヒットあたり乱数なしで70。(弱点属性での測定値140から逆算)
- 「可憐な花びら」はツヴァイレゾナンスに付けた場合2ヒットする。T-Lv最大の時に1ヒットあたり1166~1448。
「鮮烈なる力」は他のダメージ効果が弱点を突いた時に同じ属性で発生し、例えば「融合する火炎」に対しては2属性×2ヒットする。リンクコール効果に対しても発生するが、「鮮烈なる力」より後にある効果4に付けた場合は2ヒット目だけに発生するように見える(今作のダメージ表示が絶望的に見づらいのでよく分からない)。計算表ではリンクコール効果に対して2ヒットとも発生するものとしている。
アイテム強化倍率
次の強化を全て足すと+350%、倍率は4.5倍となる。
- パッシブスキル「けた外れの創造力」「錬金術の真髄」合計(4個連続使用時):+40%
- ミストラルケーン「アンチマテリアル・超」:+60%
- 武器付与効果「いにしえの徒」:+20%
- ウォーロックリング「魔の領域」:+30%
- ハーナルリング「英雄の魂」:+50%
- ハーナルリング「コアオーバーフロー」:+30%
- 鍵バースト効果「アイテム強化・極」:+70%
- アクションオーダー「ミルキーウェイ」T-Lv最大時:+50%
ライザのパッシブスキルは両方習得済みのデータしかないため合計値を掲載。
コアクリスタル調整の「コアアイテム威力強化」とロール「アルケミスト」の効果は「アイテム特性倍率」のほうに加算される。
クリティカル倍率
基礎値が+25%で、次の強化を全て足すと+535%、倍率は6.6倍となる。
- 「融合する火炎」による強化:+60%
- 武器超特性「鷹の目」:+50%
- モイヒェルメルダー「仕込み武器」:+50%
- ウォーロックリング「死神の魔術」魔法ダメージ効果2つ:+80%
- ハーナルリング「極限集中」:+50%
- 鍵シンボル効果「集中のシンボル・極」:+40%
- 装備のリンクコール効果合計:+130%
- エイビスコール「宇宙が震撼する」:+50%
- 「騒乱の旋律・改」T-Lv最大時:+25%
ウォーロックリングの「死神の魔術」について。"魔法ダメージがクリティカルとなった時、与えるダメージがさらに増加する"と独特な書かれ方をしているが、実際に魔法ダメージの効果の数ごとに+40%の強化を得る。例えばリンクコールで全ての効果を魔法ダメージにしたアストローズは+160%の強化を得られる。ツヴァイレゾナンスの場合は「鮮烈なる力」が魔法ダメージであってもカウントされず、「融合する火炎」とリンクコール効果「可憐な花びら」で+80%の強化となる。
その他ダメージ倍率
これまで「最終ダメージ倍率」と呼んでいたが、掛かる場所が最後じゃなくなったので呼び方を変えてみた。
次の強化を全て足すと+657%、倍率は7.57倍となる。
- 武器特性「状態異常特攻」異常数21個:+105%
- スーパーレア鍵のキーチェンジ時のモチーフ一致:+50%
- 眠りLv5:+300%
- エイビスコール「宇宙が震撼する」敵ブレイク時:+50%
- 「騒乱の旋律・改」T-Lv最大時:+25%
- 闇精(キースクライヤー):+50%
- 月精(最大HP1339):+77%
(追記)闇精・月精の強化量については次の記事を参照。今回の記事の時点ではキースクライヤーを用いて闇精を付与していたのでこの強化量になっている。
ライザのアトリエ3 闇精と月精の効果についての検証結果 - Ultimate Rondo
弱点加算値
今作の弱点の処理は特殊で、ダメージが2倍されるのではなく計算式の途中で+1が加算される形式と思われる。アイテム強化倍率・クリティカル倍率・その他ダメージ倍率を全て掛けたものに+1されるため、もしこれら3種類の強化が一切無ければダメージは2倍になるが、ダメージ追求では弱点の影響は相対的に小さくなる。
(追記)装備やアイテムが弱点時ダメージ増加効果を持つ場合は、弱点加算値は次のように計算される。
(弱点加算値) = 2 × (装備効果の弱点強化倍率) × (アイテム効果の弱点強化倍率) - 1
装備効果の弱点強化倍率は、基準値を1として装備効果などの弱点時ダメージ増加を加えたもの。例えば「純粋な希望」「賢者の智慧」「人智を超えた霊力」はそれぞれ0.3を加算する。
アイテム効果の弱点強化倍率は、基準値を1として攻撃アイテム効果の弱点時ダメージ増加を加えたもの。例えば「帯電氷の波動」「旋風炎の波動」はそれぞれ0.4を加算する。
例えば「賢者の智慧」と「帯電氷の波動」を両方採用した場合、弱点加算値は 2 × 1.3 × 1.4 - 1 = 2.64 と計算される。さらに「人智を超えた霊力」を採用した場合は 2 × 1.6 × 1.4 - 1 = 3.48 となる。
属性倍率
複合属性の強化は加算される。例えば魔法・火属性の攻撃であれば、魔法属性強化と火属性強化が加算される。
次の強化を全て足すと、魔法・火属性は合計+335%、魔法・氷属性は合計+285%となる。
- 魔法属性
- ウォーロックリング「死神の魔術」:+25%
- 呪いLv5:+150%
- 火属性と氷属性の両方に加算
- 武器特性「リスクブースト・○」最大レベル:+50%
- 武器付与効果「四色の羽根・超」:+20%
- エイビスコール「深淵の呼び声」:+40%
- 火属性
- 鍵バースト効果「火属性変換・極」:+50%
アイテム特性倍率
攻撃アイテムの特性・超特性、コアクリスタル調整の「コアアイテム威力強化」、ロール「アルケミスト」による強化が合算される。
次の強化を全て足すと+510%、倍率は6.1倍となる。
- 特性「破壊力上昇++」最大レベル:+50%
- 特性「追い討ち強化++」最大レベル:+50%
- 特性「少数ボーナス++」最大レベル:+60%
- 超特性「オーバーパワー」:+50%
- コアクリスタル調整「コアアイテム威力強化」合計:+30%
- ロール「アルケミスト」ロールレベル合計90:+270%
「鮮烈なる力」にはアイテム特性倍率が乗らない。
★感想
まだ計算がよく分からないところや明らかに詰めが足りていない箇所もありますが、けっこう独特な仕様が多く、検証が面倒くさくて楽しかったです。私が「ライザ2」の研究を全くやらなかったので、前作から引き継がれた仕様があっても気付けないという点もありますが。
細かな検証を繰り返しているとアイテムリビルドと緩い複製システムのありがたみを感じます。そしてラムロースト2号と4号が便利すぎる。快適インフラ万歳。
過去作ではアイテムダメージはステータス値の追求とは無縁だと思って(スキルや必殺技のダメージ追求勢を横目に)楽をしていましたが、トワイライトプリズムに続き今作でもステータス値が影響してしまうとは…。この土日のうちに記事を公開したかったので一旦見なかったことにしましたが、なかなか大変そうです。
お読みいただきありがとうございました。