2017年12月2日。「アトリエ20周年フェスティバル」が開催されました!今年7月に開催された20周年スペシャルライブに続く、大きなアトリエイベントとなりました。
出演者は公式サイトに書いてありますが、これまで/これからのアトリエシリーズに携わってきた声優さん、イラストレーターさん、アーティストさん。そして一部コーナーではゼネラルプロデューサーの井上忠信さんも出演されました。初代「マリーのアトリエ」から開発に携わってきた方です。
公演は昼夜の2回あり、内容がとにかく盛りだくさんなイベントでした!記憶力や文章力の問題もあり、到底全部を紹介することはできないのですが…イベント参加レポートを書かせていただきます。
まずは昼公演です。
開場前
会場はディファ有明。何はともあれ、まずは物販へ。
全グッズの中で最初に売り切れていたのが「ぷにぷにポケットクッションマスコット(ぷに)」でした…主人公勢を差し置いて大人気。
物販エリアでは、私がいた時はリディー&スールのアトリエのボーカル曲が流れていました。もしかしてフル音源だったんでしょうか…?また、「アトリエオンライン」のアカデミー制服を着ての撮影コーナーもありました。
私はパンフレット、個人的に大好きなキャラであるエリーのアクリルスタンドバッジ、その他もろもろを買いました。エリーもちっちゃい妖精さんも可愛い…
開場
開場後のBGMは、出演声優さんが主人公を務めた作品の工房曲が流れていました(マリー、アーランド、不思議)。リディー&スールの工房曲も流れていましたね。
あとロビーに、恐らく初期の頃の「ぷにぷに」の設定資料みたいなのが貼ってありました。実際には夜公演終了後に気づいたんですが、あれ写真撮って良かったのかな…
開演前の注意事項は、アーランド3人娘のミニドラマ形式。内容は喫煙ダメとか録音ダメとか良くある注意事項でしたが、賑やかな感じでとても良かったです。あと彼女たちが「スマートフォン」や「レコーダー」などを知らない…というのも、ちゃんと世界観が徹底されているなあと思いました。
開演時間になると、 小杉十郎太さんが語る「マリーのアトリエ」のオープニング映像からスタート!この演出はすごく嬉しいですね。そして出演声優さんが順に登場していきました。相坂さんは「でっきたー↑」を披露!担当キャラになりきったり、それぞれ個性的な挨拶をされていました。
それではここからは、各コーナーのレポートです。
オリジナルドラマ
声優さんがステージ上で演じるオリジナルドラマ。実際には公演の途中途中で少しずつ進んでいきましたが、この記事ではまとめて紹介したいと思います。あらすじは公式サイトで公開されています。
昼公演のドラマタイトルは「時空を超えた贈り物」。
最初はマリーが、何か調合アイテムをアレンジしようとしているところ…「時の石版を作ったら眠くなっちゃった」や「妖精さんに掃除してもらわなきゃ」など、セリフの端々にゲームのネタが出てきます。実際に作る「世界に笑顔を」のレシピも原作通りですね(オニワライタケ、ズスタフ槍の水、中和剤緑)。ゲーム内では、これを使って仏頂面の男性キャラ(クーゲル、クライス)を笑顔にするイベントがあります。
彼女が作った「世界に笑顔を」の飴バージョンは、瓶ごと錬金釜の中から消えてしまいます。それを受け取ったのはロロナ・トトリ・メルル。ちなみに岸田メルさんも絵師ルーメルとして登場…これはドラマCDのネタですね。
ロロナ達は飴を食べると、無性に調合がしたくなり、それぞれアイデアが湧いてきたアイテムを調合。メルルは「ピュアトリュフ」と同じ効果を持つキノコ、トトリはかわいい(?)魚の目玉人形、ロロナは若返りの薬をこっそり混ぜたパイ!ピュアトリュフは、ゲーム内ではミミのイベントで登場したものです。3人は作ったアイテムを瓶に詰め、その瓶はさらにソフィー・フィリス・リディー・スールのもとへ…
ソフィー達は、先にロロナ達が入れたアイテムを確認。「かわいい」の感性がちょっとズレてるトトリの目玉人形を、同じくちょっとズレてるフィリスがかわいいと言うのは、シリーズを超えたつながりという感じがします。ソフィー達も飴を食べて調合を行います…ソフィーは等身大プラフタ人形。フィリスは分銅(文鎮じゃないよ!byフィリス)。そしてリディーとスールは、声を記録できる「声の手紙」というものを提案し、それに4人が声を吹き込んで、マリーのもとへ返すのでした。
マリーのもとへ帰ってきた瓶。別の世界の錬金術士達が入れてくれた数々のアイテムを見て…
「これを材料にして調合しよう!」
使っちゃうのー!?さすが親友のプレゼントまでも調合の材料にしたマリーさんですね…。何はともあれ、自分の作った道具が時空を超えて皆を笑顔にしてきたことを知り、調合は失敗なんかじゃなかった、と思うマリーでした。
………という内容でした!ここで書いたこと以外にも、ゲームをプレイした人には伝わる色々なネタがたくさん詰まっていました。台本を書いた人はアトリエ初期から開発に携わっている人か、よほどアトリエ好きな人に違いない…。内容も演技も素晴らしかったです。
たるラジ
続いて紹介するのは、20年前に池澤さんがやっていた「たるラジ」の復活版!司会は池澤さんと岸田さん。出演はアーランドの門脇さん名塚さん明坂さん、そして左さん、井上さんでした。
伝統の「たーる!」は、プログラムテスト用の文字列にボイスを付けたのが始まりという話。この話は以前吉池さんもTwitterに書かれていましたね。
あと、アトリエ歴代楽曲が1万曲という話…マジですか!?私もサントラ等はそれなりに集めているつもりですが、せいぜい2千曲くらいしか持っていないです…没曲なども含めた数字なのでしょうか。アトリエサウンドは曲数もすさまじいですね。
そしてコーナー途中では、アトリエで数多くの役を演じている小杉十郎太さんのコメント音声が!何か喋りのノリがゲームのおまけボイスみたいで面白かったです。エンデルク、ステルクになりきったボイスもありました。
初期作品では役の兼任も多かったので、池澤さん曰く「若い冒険者の役をギリギリな感じで演じていた」とのことです(ルーウェンのことですね)。あと、門脇さんの「スケさん大好きです!」もいただきました!ステロロを推されている方は歓喜したのではないでしょうか。
左さんは今回黄昏シリーズ関係で唯一の出演だったので、黄昏のオープニング映像ダイジェストを見ながら、映像の表現について話されていました。アーシャのOPの花、すごくキレイですよね…あと途中から「黄昏左さん」とか「黄昏さん」とか呼ばれていました。
後半は調合のコーナー。事前にアンケートで集めた食材をくじ引きで選んで、ミキサーにかけて飲むというすごいコーナーです。選ばれたのは栄養ドリンク、豆腐、おでん(大根)、コロッケ…味はおいしくなかったようです(当たり前だ)。臭いが次のコーナーの時までステージ上に残っていたようです…
あと小ネタですが、お便りを読まれた人のペンネームが「エターナルまなみ」さんでちょっと笑いました。きっとイリスシリーズのファンの人に違いない。
リディー&スールのアトリエ紹介
続いて新作「リディー&スールのアトリエ」の紹介。司会は主人公役の長縄さん赤尾さん、出演はriyaさんゆーげんさんNOCOさん。
このコーナーではなんとアバンオープニングのムービーが公開されました!楽曲は公式サイトでも聴ける「マスターピース!」。映像は今までのものに近い、ゲーム映像&キャラ紹介という感じになっています。
PV風の新しい動画も公開されました。どうやら「発売まではこのイベントでしか観れない」だそうです…?あまり細かいところまでは観れていないのですが、コルネリアが「オルゴール」という単語を喋っていたのは覚えています。
キャラのデザインの話なども。リディーの頭のお団子っぽい飾りは「なんか良い感じにくっついている」らしいです。確かに浮いてるようにも見える…。リディーとスールのコスプレをしてみてはという話も出ましたが、ちょっと露出がアレなので「事務所が…」とのこと。以前の相坂さんのヘソ出しソフィーも事務所NGって言ってましたね…
そしてそしてriyaさんは「キャンバス」を披露!リディーのテーマ曲なので「お姉さんらしさを意識して歌った」とのことです。オープニング映像で聴ける「クローマ」のriyaさんパートがそのまま単独の曲になっているという感じで、ハモリパートっぽいメロディも多くてけっこう歌うのが難しそうな曲でした…。「クローマ」としてのフルコーラスを聴くのも楽しみですね。
アトリエオンライン紹介
ここで花守さんと日岡さんが登場し、アトリエオンラインの紹介。 生放送ではなかなかゲーム内容に関する情報が出てこないアトリエオンラインですが…今回は女性主人公とアニスヒソップのキャラ紹介動画が公開されました。
アニスヒソップ良いですね…眼鏡っ娘…。彼女が目指している「賢者」は回復を得意とする職業だそうです。
事前登録20万人突破で「ロロナ」がもらえるキャンペーンが展開されていますが、それ以外の歴代アトリエキャラについても「続報をお待ちください」とのことです。誰が登場するのか楽しみですね。
ちなみにまだボイスは収録してないそうです。リリースは「今冬予定」だそうですが、果たしていつになるのでしょうか…。
目指せ公認錬金術士!
司会は岸田さんと相坂さん。出演は本渡さん、長縄さん、赤尾さん、ゆーげんさん、NOCOさん。
筆記(4択クイズ)と実技(似顔絵対決)で点数を競い、公認錬金術士(優勝)を目指そう!というコーナーでした。BGMや映像はばっちりフィリスの公認試験のものが使われていました。
クイズがけっこう面白かったです。アトリエにおける「れんきんじゅつし」の正しい漢字を選ばせる問題では、ゆーげんさん曰く「間違えると怒られる」そうです。もちろん正解は「錬金術士」。
「身長が一番高いのは誰?」という問題ではアデルベルトやデルサスが登場したり、「妖精さんでないのは誰?」という問題ではポウやペペロンが登場したり、今回出演者がいないグラムナート・イリス・マナケミアシリーズのネタも入れ込んであって嬉しかったです。そのせいでカルトクイズっぽくなっていましたが…デルサスの身長なんて知らないよ!
実技は2人が組になって似顔絵を描き合い、会場のアンケートで勝者を決める似顔絵対決。NOCOさんは流石という感じでしたが、ゆーげんさんの描いた相坂さんが…目が完全にオスカーでした。ちなみに皆さんが描いた似顔絵は来場者に抽選でプレゼントされました。
筆記と実技の点数を合計して、優勝は赤尾さん!(NOCOさんと同点で、最後はじゃんけんで決めました)赤尾さんには賞品として、でかぷにクッションが渡されました。
地味な注目点としては、コーナー後半のBGMがフィリスの「像を建てよう!」だったのも嬉しかったです。フルスハイムの曲のアレンジで、とても好きな曲です。
南壽あさ子さんライブ
南壽さんのライブパート。昼公演では「このごろ、そのひぐらしで」を演奏されました。
今回のライブではピアノ1本の弾き語り演奏でした!他のコーナーは全体的に賑やかでわちゃわちゃした感じだったので、その中での南壽さんの演奏は「癒やし」感がひときわあったと思います。
お日さまになろうよ!
最後は、出演者全員で「お日さまになろうよ!」を歌って終わりました。この曲はエリーのアトリエのボーカルアルバム「ライゼフュラー」に収録されている曲で、元々はエリーの声優さんである長沢美樹さんが歌われています。
曲はエリーのアトリエの工房曲である「只今お仕事中!がんばろう」のアレンジです。ザールブルグ3作の工房曲は初代の「只今お仕事中!」のアレンジなので、「お日さまになろうよ!」も実質的には初代工房曲のアレンジと言ってもいいでしょう。そんな曲を、初代主人公を演じた池澤さんと20年後に主人公を演じた長縄さん赤尾さんが一緒に歌うというのは…感慨深いものがありますね。
お客さんにも歌詞が配られて「みんなで歌いましょう!」という感じでしたが、どれだけの人が歌って(歌えて)いたのかは不明…。ちなみにオリジナルの歌詞にはエリーの名前が出て来る部分がありますが、そこは今回のバージョンでは変わっていました。今回はエリーさんはいなかったですからね…。
演奏中は、これまでの作品のイラストがバックスクリーンに映っていました。曲を歌い終わった後は全員で挨拶して終演。
最後に
まだ昼公演だけしか書いてないのに、記事が長い! ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます…
ただこれでも、書いていない内容や私が忘れている内容がまだまだあると思います…。オリジナルドラマ然り、各種トークパート然り、ゲームのネタがとにかく大量に詰め込まれていて、プレイしてきた人は色々なことを思い出したり、小ネタにクスッと笑ったりしたのではないでしょうか。とにかくとにかく、盛りだくさんな内容でした。
ということで、次の記事は夜公演のレポートをまとめていく予定です!