Ultimate Rondo

アトリエシリーズとゲーム音楽とその他いろいろ

ソフィーのアトリエ感想いろいろ その3(システム・インターフェース)

前々回、前回の続きです。今回は全体的なシステムやインターフェースについて。

ソフィーのアトリエの感想いろいろ その1(ストーリー・キャラ) - Ultimate Rondo

ソフィーのアトリエ感想いろいろ その2(戦闘・調合) - Ultimate Rondo

システム

今作のシステムですが…まず特筆すべきは、 初期に近い頃のアトリエからの復刻要素が多数取り入れられている 、という点です。

  • 天候の変化と戦闘への影響(エリー)
  • 酒場でお金を払って情報を聞く(ザールブルグ)
  • 戦闘に敗北すると採取したアイテムを失う(ザールブルグ)
  • 曜日(ユーディー)の変化  ※時間帯の変化はマナケミアにあるようですね
  • 素早さに依存する通常攻撃のマルチヒット(グラムナート)

代表的なシステムだとこんな感じ。あとは、クイズイベント、ぐるこん、「魔法の草」という呼び名、なども懐かしい要素かもしれません。

こういった要素は過去作のプレイヤーにとっては懐かしく感じるものですし、ザールブルグ・グラムナートをやっていないプレイヤーにとっては新鮮な要素に感じられると思います。今作は新シリーズの1作目ということで、こういったことがやりやすかったのではないでしょうか。

次に、図鑑の存在。 今回の図鑑の作り込みはシリーズ最高レベルだと思っています。

まず、キャラの会話形式でのアイテム説明が非常に良いです。項目数も多いのですが1つ1つが丁寧に作られていて、イベントではあまり見れないようなキャラの性格などもうかがい知ることができます。特に幼なじみ3人組の遊びとか昔話が好きですね。

また、関連項目という機能があって、材料アイテムの場合は落とす敵や採れる場所、調合アイテムの場合は材料と発現効果、そして両方に調合先となるアイテムや付いている特性へのリンク。そしてカテゴリに属するアイテム一覧もあります。今まで攻略本のあちこちを探し回ったり、wikiでCtrl+F使ってせっせこ検索していたものが、なんとゲーム中で見れます。神です。

この図鑑、作るのもかなり大変だとは思いますが、是非是非続けてほしいです。

欲しかったのは 引き継ぎニューゲーム です。今作は「周回しないと収集できない分岐要素」がほぼなくなり、クリア後もゲームが続けられるようになったので、引き継ぎニューゲームが廃止されたのだと思います。まあ1からやり直せばいいだけの話なんですが…

インターフェース

操作や表示に関するこまかーい内容です。

調合時やコンテナの操作について。ソートとフィルタに関しては使いたい機能がほぼあって快適です。ちゃんと安定ソートにもなってるっぽいので2段階ソートもOK。唯一追加で欲しかったのは色フィルタですかねー。

売却や武器防具作成だと、フィルタがまったく使えないのでそこは不便でした。調合時と同じフィルタをそのまま付けてくれれば…という要望。

コンテナの容量は5000になり、意識すれば飽和することはないので十分かなと思います。ただアトリエでいつも思うのが、不要なものの整理がけっこう難しいんですよね。手放したくないものを避けて売る/捨てる作業がわりとつらい。オンゲでよくあるロック機能とかも1つの手かなと思うのですが…あまり良い解決案が浮かびません。一番欲しいのはアンドゥですが、そこまでいくとコンシューマゲームの慣習をぶち破っちゃいますよね…

外出先でカゴのアイテムを使う画面ですが、対象選択で「仲間キャラ全員が見える」または「戦闘参加キャラが上部にくるようソートされている」のどちらかが良いと思います。戦闘参加キャラだけ回復させるのがつらい。

装備画面、「キャラ選択」→「戦闘装備/使用アイテム」という分かれ方ですが、私は逆のほうが好みです。むしろ戦闘装備と使用アイテムがメインメニューで独立しててほしい。今までの慣れもあるのかな。ただ左右キーが空いてるので、左右で戦闘装備/使用アイテム切り替え、L/Rでキャラ切り替え、という手もありますね。

図鑑ですが、項目から項目へ直接ページ送りしたいです。L/Rとか空いてるし使えないだろうか。

図鑑の特性表示の緑字は、アーランド慣習が既になくなっているみたいなので、そろそろ取ったほうがいいかなと思います。まあ黄昏で分かってる人はちょっと実験して意味がないことを確認し、無視するだけなので別に良いのですが…

だいたいこんな感じです。私個人の好みと感覚を多く含みます。総合的には調合時のソートとフィルタが充実してたのと、コンテナが広かったので満足度は高かったです。

おわりに

ブログ記事3連続で、ソフィーのアトリエの色々感想を書いてみました。元々は公式アンケートの代わりにということで書きましたが、分量だけ見るとあのアンケートと同じくらいの分量は書いたのかなと思います。項目はけっこう絞り気味ですけどね。

なんというかまあ、文句を言うなら改善案を示さないとマイナスしか生まない、というのは日々感じていることでして。アトリエをもっと良くしていくお手伝いがしたい(そしてあわよくば自分の好みにちょっと近づけたい)という動機で、なるべく「こうしたら良くなるかも」を書くようにしました。

記事は以上です。長文お読みいただいた方、ありがとうございました。